なんだけど、その爺さんを若い元気な女性が手玉に取る話だとも言える。それは、それではなもちならない話。まぁ、男はそれにひっかかるのは嫌ではないわけなんだけど。
なので、まぁ、あんまり気乗りしない話なんだが、最初のあたりは、ウォーサーフのゲームとしての面白さがある。そこにシーバが入って来て、二回続けてしくじるあたりが最高です。間抜けなナジール。
でも、それは話の本筋ではなくて、「天国」にサーフする(そして、どつぼにはまる)あたりからが本筋。主人公が読者に意図的に嘘をつくあたりを肯定しているあたりが、女性作家らしいです。女性は嘘を肯定する天才だと思う。嘘をつけない男性ってのはもてないよ。男は嘘は嫌いだけどね。「天国」に関する嘘の話だとも言えるな。
そこから先は、まぁ、怒涛なんですが、この終り方はあまり好きではないかも。納得する人は納得するか。一つは、140人治療するのにそんなに急ぐ必要ないはずだからかな。ナノマシン昇天系の話なので安直と感じたのかな。
環境破壊し尽くされた地球のイメージは面白い。カルカッタの悲劇のあたり。実際には、そこまで破壊されたら、どんな金持ちでも生き残れないと思う。
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