Monday 24 March 2008

反逆者の月2

河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

前作の方は、ちょっとあれだったんですが、2の方は、ここまで
「戦争ゴッコ」*だけ*、やってくれれば文句ないです。量は多い
が、ほいほい読めます。続きもので、前作をある意味でなぞって
いるわけなのだから、ネタばれも気にならないし。逆に丁寧に伏
線を処理しているとも言えるし。と言うか大半の読者は、それを
期待して読んでいるわけだし。

艦隊戦とその準備の話が大半。技術的な話が多いのは「新兵器」
を登場させるためには仕方がない。ハイパードライブとエンカナ
ッハドライブの違いは、2の方でも説明して欲しかったです。

超巨大艦隊を「とりあえず全滅させて、話はそれからだ」的な
発想って、とっても西洋的。

相対性理論があるから、あんまり艦を超光速で動かすと連絡が取
れなくなるってのは、最近良く見るな。ニュートンズ・ウェイク
でも時系列保護トラップとか言う言葉だったし。まぁ、気にしな
くて良いんじゃないですかという気もします。小道具としては面
白いか。

ダハクというコンピュータの物語でもあるわけなんだけど、軽い
扱いだね。難しくしようと思えば、いくらでも難しくなるんでし
ょうけど。こういう人格を持つコンピュータはいったいいつ出来
るのか?

3もあるらしい。子供達の話か。レンズの出て来ないレンズマン
みたいな感じだね。ダハクは出て来るだろうから読むんだろうな。

でも、女艦長の方はパスする予定です。(買ってないはずなので)

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