UML 書いて、iPhone アプリを作る二年次の授業(僕の担当ではない)の発表を見てきました。iPhone でやってくれってのは僕が頼みました。(でないと、Java で Android ということになっちゃう)
OSの授業でも Objective C 中心にしたいと思うけど、プロセスとかファイルとかの相性がよろしくない。でも、OS X でやれば良いんだよな。Objective C 自体は、それほど良い言語とは今は思えないけど。
アプリ自体はちゃんとできているところが多かったのは良かった。来年の3年次は楽しみ。
なんだけど、UML の書き方はでたらめな感じ。UML の本自体も UMLの書き方に関しては曖昧なので、どう書いても良い説もある。でも、
* ユースケースで状態遷移図を書く
とかは良くある間違いだと思う。フローチャート書いているグループがいくつか。UML ではアクティビティ図とかいう形で入っているのだが、
* そういうものを書くのはやめろ
と思います。アクティビティ図ではなくフローチャート書いているグループもいた。どっかで、そういうものを書けと指導しているんだろうな。
クラス図は、ソースコードからそのまま持ってきた妙に細かいものだったり。
UML って
* プログラミングできない人に説明する道具
みたいなところがある。そこで重要なのは「何を伝えたいか」だな。その辺りがなくて UML を書いているので、割とどうでも良い図が多かった。
日本人は図が好きなので勝手な図を発明しながら書いちゃう。それは、他の日本人をわかった気にさせるのだが、あとで見ても良くわからなかったり。UML は、そういうものを防ぐには便利かな。
アプリは15パズルとかブラウザとか「既にあるもの」が多くて、それだったら発表する価値はないだろとも思いました。単に作りましただからプレゼンにならないわけね。まぁ、二年次だから大目に見るというのもあるけど、少しもったいない気もする。
何して良いかわからない人にデタラメに案を出すアプリというのを2グループがやっていて、今の若い子は、そうなのかと、ちょっとがっかりでした。
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