Friday, 15 February 2013

インセンティブ

Incentive というと「人参」っぽい。

もうダマされないための経済学講義 (光文社新書) 若田部 昌澄
http://www.amazon.co.jp/dp/4334037046

とか読んでたりしますが、この人は経済学の問題はインセンティが重要だと思っているみたい。

学校でも、もちろんインセンティブが重要なんだけど、リターンがあるから、あるいは金が儲かるからやる気が出るという感じじゃない。もちろん、そういう人もいるけど、多いようには見えない。そもそも大学に来るような家庭だから、ある程度、裕福なわけだから、お金儲けのために必死で勉強するというようにはならない。

「他の人がやっているから自分もやる」みたいな感じ。あるいは、周りが「いくつか選択して行動する」状況を作ってやるとやるみたいな感じ。そういえば、プリンスの周りの人が「彼は、状況を作って、やってもいいし、やらなくても良いよ、みたいに言う」とか言うのを見た。やる気というのは、

* 状況

なのかも。

僕は経済に関するコメントは基本的に「トンデモ」ですが、経済学を知らないとか言い放つ人がたまにいるけど、この本の最初に書いてあることは、

* 経済成長とは何か良くわかってない
* 何をすると経済成長するのかも良くわかってない

もちろんがいろいろ説明はある。文化だとか風土だとか制度だとか進化だとか。僕から見ると「トンデモ」なことが学説になってる。学説ってのはトンデモでなければならないみたいな感じか?

僕は経済成長とは個人の収入が増えることだと思うが、もちろん、それはミクロな話でマクロな経済成長話とは関係ない。インセンティブと経済成長、あるいは、学生の成績も関係ない。そんな感じ。

 * * * 

修士の審査が一つ終わったけど、今だに形になってない卒論生が… なんかいろいろやってくれていたが「同じ所をグルグル廻っている」感じだったな。最後の三日でループから脱出できるかどうかは、やる気とかインセンティブとかとは関係ない。うまく、いろんなことを試して、人と違うことをするのが成長だと思います。良く見てないと学生はループするからなぁ。

理屈っぽいと、職人的な技術を学ぶのに向かないみたいな話も聞いた。理屈は「同じことをやる」ことに繋がるし、筋トレみたいなものが必要な時に「いつまでたっても進まない」理由とかを考えてしまうもの。でも、理屈を延々考えるのも必要なんだよね。やっぱり多様性だと思う。
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