Monday, 30 May 2011

AKIRA 映画

実写でリメイクって話は瓦壊したの?

Laser Disk は、こっちに来る時に誰かにあげました。なので見れなくなってました。映画は、リアルタイムでももちろん見ていると思いますが「ぜんぜん違うじゃん」としか思わなかった。チャンネルNECO を録画したので見直してみました。漫画は去年の11月かなんかに読み直したらしい。

まず、

 古い

93年の漫画なのに、暴走族と学生運動かよって感じ。バイクはカッコ良いんだけどね。TRON Legacy のバイクより、こっちの方がカッコいいじゃん。

漫画は大友の細かい描画によるスケール感があるんだけど、映画にそれはない。あの「壁が球形に沈む」描写もないのね。今だったら可能かも。でも、巨大な肉の塊が動くのは映画の方が良い。

映画は「まったく違う」と思っていたんですが、今回は、むしろ並行しているところの方が印象に残ったな。映画の方が説明的だと思い込んでましたが、漫画の方が、当然良く説明されている。映画の方では、その人がどうしてそう行動するのかの説明がまったくないからね。なのでミヤコさまとかケイとかがおまけになってる。無理に出さなくても良いのに。

古く感じるのは色調もあるのかな。映画は88年で漫画が90年に完結する前だったのか。

革命とか人類の進化ってよりは、欲求のはけ口な物語に過ぎない気もする。特に映画はそうかな。漫画は、大人の方が恐がりすぎなんだよな。

今は、あのわけわからんエネルギーに満ちた団塊ではなくて、要領の悪い、それでいて商業主義を当然と思い、金銭的成功を優先する若者がいるわけだけど、それが AKIRA するとすれば、どういう形になるの? やっぱり、試験で超能力をふるい分け、みんな同じ服でアピールするみたいな感じか?

インターネットとか携帯電話とかが一切出て来ないのが、当然とはいえ、新鮮な感じ。でも、当時、そんなものなくても全然困ってなかったよね。

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