Monday 20 August 2012

灼眼のシャナ

いわゆるツンデレ系の話です。26+26+24話なので長い。伝奇もの歴史物は苦手な分野なので自分でも見始めたのは意外です。三部で完結したらしいので見る気になった感じでもある。ちゃんと完結しない話が多いからなぁ。

ともがらと呼ばれる妖怪をフレームヘイズが退治するみたいな話で始まり、徐々に話は大きくなります。というより、第三部でいきなり拡大する感じか。

女の子が戦うのは男子のコンプレックスを刺激しないためだとかいう説もあるけど、第三部では裕二が結構活躍します。

たぶん、アニメと原作の都合だろうけど、第二部の終わりと第三部の始まりが整合しない。少し時間も開いてるし。その間を説明するOVAとかないのかな? 主人公がいきなりあれってのはさすがにちょっと。

第二部の前半がたるくて、泣きが入ってました。

第三部も前半の祭礼の蛇を呼び出す戦いと、後半のザナドゥを産み出す話と割とゆっくり進む感じ。一気に見るには疲れる感じか。でも、見終わった感じでは、一応、良くできた話ではあるね。ちゃんと伏線拾っているし。

いちいち名乗って戦うわけなんだけど、本人と契約した神と両方名乗るのでうっとうしい。シャナは最初は名無しな設定だったのに。フレームヘイズは名前なんて必要ないんじゃなかったのか? とは言え、名前重要だよね。

この手のバカの少ない話は良いね。雑魚なともがらの存在意義がなんなのかは良くわからないけど。「存在の力」が一つのキーワードですが、あまり深く追求されず単なるエネルギー源のように扱われてます。変な説明が入るのも不快だから、それで良いと思う。

もう一つのキーワードの零時迷子と、その制作者の話が、本編と並行しているのも、なかなか良い。全体的に許す話になっているのも良いね。天罰の神なのに、それで良いのか? いや、良いんでしょう。

時間かかったが、楽しめました。

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