ハインラインの古典「時の門」や、広瀬正の「マイナスゼロ」流の古典的なタイムマシンものだと思う。それでネタばれ気もするが、そういう映画だし。
で、そういう映画としては丁寧に作ってあってよろしいです。
現状の Closed Time Line 解釈だと、こうなるんだけど、実は、多重度を入れることも可能。多世界解釈は自由度が大きすぎる。いずれにせよ問題は「それが起きるのか?」だね。一旦起きてしまえば問題ない。条件付確率だから。
Closed Time Line だとバクスターの「時間的無限大」なんだけど、それはパラドックスに関してはさぼっている感じ。小説ってのはそういうものだから、問題ありません。
工学系なんだよね? だったら、男女比率はあんなものです。つうか、あの万年助手はいったい何を研究しているんだ? 今だったら、パラドックスがあると世界が消滅するって言うのは、生起確率ゼロだから起きないってわかるんだけどさ。でも、消滅するっていうSFもあった。
と言うことは、もちろん、この映画は、SFファン向けってことですね。僕は、もちろんSFファンなので楽しみましたよ。
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