Friday, 22 May 2020

ウォータフォールの滝登り

ってのをTwitterで見かけたので。それに「いや、別にウォータフォールは登っちゃだめっていうの入ってないし」ってなコメントが。

元というか紹介されてた論文はロイスの Managing the development of large software system ですね。1970か。いつもの宇宙開発系のソフトウェアをやってた人。

この論文、欧米の論文には珍しく図が多い。式と文章だけで図がないとかの方が普通だったりするからな。

で、図を見ると「一つずつ戻るとのがいいけど、そうもいかないよね」とか「一つのフェーズで残りをシミュレーションしてからでも良いよな、二度やることになるけど」

さらには、テストとかも前の段階から考えておこうとか、顧客を早い段階で巻き込もうとか書いてある。まとも〜

某F社と一緒に仕事した時には「プロジェクト管理について教えてもらえれば」とか言ったら、巨大なプロジェクト管理マニュアルとか持ってこられて。

  おまえら、何も考えてないだろ〜 今からやるプロジェクトなんだと思ってるんだよ

ってなところでしたが。でも、まぁ、今では、ロイスの手順は一通り理解できます。どんな小さなプロジェクトでも各段階はあるよね。

http://www-scf.usc.edu/~csci201/lectures/Lecture11/royce1970.pdf

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