技術革新が進んで、物が手に入るようになり、情報や著作物とかもどんどんできるようになっているのに、
* 何故か日本だけ、どんどん消費が落ちる
ってのが日本のデフレ。景気が悪くなっても、すぐにデフレにはならないと言われていて、それは、
* 給与が下がるのに抵抗する
からだってのが良く書いてある。巨大な貿易黒字だった国がなんでデフレになったかは、
* 円高による価格下落
もあるけど、
* 景気が良くなったのに給料を上げなかった
ってのが大きいと思う。人事院勧告に逆らって公務員の給料を上げなかったとか、復興を理由に5%下げたとか。なので自業自得感はあるな。
インフレ/デフレは貨幣的な現象だとも言われていて、お金の総量で決まると考えている人も多い。ドル建てで考えると購買力は上がっていたり。なので、お金を刷れば解決って話もある。けど、
* 給料が上がらないでデフレが解消することはありえない
よね? 生活保護を10%削るとかもデフレを加速するだけだと思う。お金だけ刷っても、お金持ちの間で滞留するだけでしょう。
デフレの何がいけないという話も見ますが、
* デフレが嬉しいと思うなら、毎年身を削って若い人に渡せ
と思います。若い人は既得権益に割り込んでいかなくてはならないわけで、デフレはそういう人たちに厳しい。子育てやっている人たちの給料が上がらないというのは厳しい。
逆に、
* インフレは年寄りに厳しい
わけだ。まぁ、インフレで物価が上がるのと、デフレで給料削られるのは、僕にとっては同じことだな。で、なんでこんなデフレ政策をやっているかというと、政府が年寄りを向いているからだよね。
日銀にコミットさせるという話が流行りで、実際、株高円安になっている。アナウンス効果だけですごい。でも、金融政策だけで給料が上がるはずない。利率が上がってうれしいのは利息で生きている人でしょう。その辺りは、インフレターゲットに合わせて、最低賃金と生活保護を上げるかどうかで判断できる。で、両方共下げることはあっても上げるつもりはないようなので、インフレターゲットとかも、その程度のものだってことだよね。
消費が増える事自体を悪とする風潮も見かけるけど、
* 循環する資源 (日本では水とか)
* 無限に複製できるもの (著作物)
とかは、どんどん使って構いません。実際、そういうものが経済の主流になっていくと思います。
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