企業は金を儲けるわけだけど、そのお金が直接、生産に結び付いているわけじゃない。自分が日々食べる食糧の生産に自分の仕事がどれだけ役に立ってるかというと、はっきりゼロでしょう。農業とか漁業に従事していても、肥料や船の燃料はどこから来るの? 潮干狩とかで取って来る貝って自分で育てた貝か?エネルギーとか資源の生産というのは錯覚でしかなくて、地球の資源(特に石油)の搾取でしかない。石油を採掘しているところは、その料金を地球に支払うべきだと思う。
仕事ってのは給料をもらうための言い訳でしかなくて、給料ってのは、資源の搾取の割当て出しかない。そんなにたくさん資源の搾取をしたい? 金持ちになるってのは、そういうことだ。生産性を上げるってのは、そういうこと。「宇宙のジョナサン」ってのは、そんな話だったのを思い出す。
仕事ってのは、そんなものなので別に利益とか生産とかを伴わなくても良い。だから、穴掘って埋めるってな話が出て来るわけ。お金だして企業に何かをやらせても良いけど、今の企業ってお金を給料に廻さずに、サブプライムに突っ込んで損させるだけだよね? だったら、公務員を増やして、直接、給料を払った方が良い。
公務員を増やすってのは、実は前例があって、終戦直後に、国鉄、郵政省、道路公団の公務員の増員ってのをやってる。それって、そんなに悪いことだった? それが日本の高度成長の実体だったわでしょ? もちろん、それは、後で、バブルの崩壊と、1000兆円の財政赤字に繋がるわけなんだけど、その道筋が必須と言うわけでもない。
学校の先生増やしたって良いし、即席のお巡りさん作ってコンビニを巡回(ついでにゴミの分別収集とか)やらせたって良い。インフルエンザ専用のお医者さん育てたって良いと思う。企業が研究しないなら研究職増やしたって良いし。
250万人の失業者を年収400万円で雇うと、10兆円/年。平成20年度の日本の国債費は22兆円。国債を持っているのは実は銀行だったりするわけだから、22兆円を銀行や保険会社にばらまいているわけ。だったら、250万人の失業者にばらまいたって良いんじゃないか?
2兆円ばらまくなんてけちなこと言っているよりは、確実に効果があります。
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