Wednesday, 14 January 2009

薬害AIDS

当時は、安部医師/群司元課長の責任追求は正当だと思ってました。でも、群司元課長は不起訴、安部医師は一審無罪だったのか。そういう意味では僕はひっかかってました。

 http://www.cml-office.org/archive/1231900461235.html

肝炎でもそうなんだけど、 国の責任を追求しないと補償が得られないという理屈があるらしい。

日本の献血者数率は減っているらしいです。人口減少の影響もあるけど、
  http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/1b.html
それだけじゃないと思う。

結局は、海外から血液製剤経由で感染するというリスクを全体としては受け入れているということなんだと思う。健康で献血しないというのは、献血で損なわれる自分の健康の方が、輸入血液製剤による感染のリスクよりも重要だという判断だよね。

それが良いか悪いかは相対的な問題だけど、ある程度残るリスクは、誰かが引き受ける必要がある。そのリスクを「個人に押しつける」と言うのは、「俺が責任を取る」「切腹する」という日本の文化なのかも知れない。

国(あるいは、その対象としての役人)を訴えるってことは、リスクを国に押しつけるということなはず。だとすれば、それは、刑事訴訟というよりは、リスク分配に関する民事訴訟なんでしょう。

そう考えると、薬害肝炎に関する反応(予測できなかった時点の患者も補償しろ)は理解できます。

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