Monday 18 December 2006
管理者デビューしたあの日
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0612/18/news004.html
「動きません」とか言われるところって、普段、自分が管理しているところ何かじゃない。そして、人に自分の領域を荒されるってのに(例え、動かなくなっていたとしても)協力的な奴なんていない。こいつどれくらい知っているのか? ってあたりは、やっぱり見るよね。
大学のシステムだって、単に演習に来ている学生にいきなり管理者権限なんて渡すわけもない。大学の研究室はかなり緩いがそれでも、いきなりなんて教えない。むしろ、いろいろ言って来る奴かどうか見てから。そういう意味ではサーバ班は例外的。
システムに関して「こうしたい、あーしたい」とか言わない人に、管理者権限を渡しても、全体を見ずに、その場しのぎのことをやるに決っている。ドジ踏まれたら、後始末するのはこっちなんだから、手取り足取りなんて絶対にやらない。そもそも、そんなことするくらいなら自分でやった方が早いのだから。
でも、そんな絶望的なところに放り込まれたって、やることはたくさんある。まず、調べる。ネットワークやコンピュータの基礎的な知識があれば、全体のシステム構成を見極めるのは、そんなに難しくない。ファイアウォールの外にいるわけじゃないんだから。わからなければ聞きにいけば良い。今いる管理者は使える奴が来るのを待っているわけだから、システムのことを、いろいろ聞きに来るのは大歓迎(Excelがどうたらとかに付き合う気もないし...)。調べりゃわかることは教えませんが、調べてもわからないことは当然ある。わからないようにしていることもあるし。
自分で見つけた知識以外身に付かない。だから、自分で調べろってことだよ。
ま、そんなことをしても、やっかいなシステム管理の仕事が降って来るだけなので、やらないって立場の人も結構いる。それでも結構です。その時間を研究にでも使ってください。
じゃぁ、面白いところはないのかと言えば、自分で管理していれば自由度100%。それに尽きる。システム構成を決めるのは管理者だから、予算も使えるしね。そして、すべての責任は自分にあるっていえるのは、僕は気持が良いね。それがどの規模のシステムであっても。
会社に入っちゃうと、自分のノートPCでさえ、自分で設定できないなんてのもありだからなぁ。動かなくなったら、別なPCを渡される。そこには、個人設定は何もないから。もっとも、そのしわ寄せはサーバ側にあるので、サーバ側のメンテナンスのコストは上がるわけだし、サーバ側のリスクも上がる。管理者が楽しようとして、よりリスクを背負ってしまうパターンの一つだな。
ディスクの一つ二つ飛ばしてみないとバックアップのありがた味もわからないだろうし、システム管理の経験ってのは、僕は重要だと思う。
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