子供向けに編集された新書上下巻を妻が持っていて、随分前に読んだのですが、また、読みなおしてみました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4476010016
ランカにいる悪魔に支配された国を、シータ姫とラーマ王子とハヌマーンがこらしめにいくというお話です。すっかり忘れていたので楽しく読めました。
今回は、悪事は女性が裏で手を引いているってのが印象に残ったかな。シータ姫とラーマ王子を14年間追い出す算段をするお后とか、シータ姫をさらう悪魔の妹とか。気をつけようね。
猿のハヌマーンは風の神様なので、あっさり空を飛んでランカへ。だったら、さっさとシータ姫を連れて帰れば良いのにと思うが、あっさり10年経ってしまうあたりの時間感覚が面白い。橋を掛けるには10年かかるとか文句言ってたくせに。敵の重要人物を倒すと、休戦してお葬式する。これも、そういう時間感覚なのだろうな。
敵の様々な力は神からもらったもの。それに神からもらった弓矢で対抗する。その辺りは SF の超兵器対宇宙人みたいな感じ。面白いです。
アンコールワットにあった壁画はハヌマーンは出てくるけどラーマヤーナとは別な話ですね。マハーバーラタの方が近いのかな。マハーバーラタも持っているのですが、そっちの方が難しい。また読むとは思いますが。
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