Saturday 18 April 2015

アジャイルと enPIT

Agile Japan 2015 サテライト<沖縄>
http://java-kuche.org/posts/agile-japan-2015-okinawa/

とかに参加してます。いや、いろいろ仕事しているはずなんだが。

琉大に来た96年、3年生の実験カリキュラムを新城先生からのをそのまま使っていたんですが、

* 物作り中心の実験にしたい

という先生が。なるほど、それは良い。そこで、ロボット班とかゲーム班とかサーバ班とかVLSI班とか、さまざまなものができました。なんだが、

* プログラミングの実験だったのを変えてつくったので

3年生でプログラミングしないという状況に。それは困るので、

* Unix実験として、2ヶ月程度のプログラミングプロジェクト

をやってもらうことに。sourceforge.jp に残骸かあるかな?

https://sourceforge.jp/projects/ie-ryukyu/

結構、いろんなものやってもらって面白かったんですが、

* 提出しないという技を出したグループが出現

それはそれで良いんだけど、

* それでも実験の単位は出すということに

だったら、Unix実験なんて誰もやらないよね。3年次にプログラミングプロジェクトをやらせるのは、良く思われてなかったかも。もっとも、当時、実験三つ面倒みるはめになっていたので、ちょっとくびが廻ってなかったかも。

なので、プログラミングプロジェクトは2009年からプログラミング3,4ということで選択授業になりました。4人の時もあれば数十人いる時もある、授業と言うよりは、

* 自分のやりたいことをやれよ

という時間と単位ですね。ですが、

* 学生たちは自分が何をしたいかわかってない

うーん、わかってないなら、この授業取る意味ないじゃん。とも思うが、そこを引き出すのが先生の仕事か。いや、なかなか難しいね。

* 小さいプロジェクトを繰り返して成功体験を積み重ねてもらう

というのも良いんですが、

* どんどんプロジェクトが小粒に

いや、まぁ、小粒でいいんだけどさ。むしろ、

* こっちから、あれやれこれやれ

いった方が良い気もします。

なのだが、さらに、

enPIT
http://www.enpit.jp

なるものが。え、M1でやるの? M1は研究があるでしょ? うちでは3年次までに、すでにプロジェクトベースで何回もやっているのに、修士で、また時間取られるのはもったいないなぁ。

でも、他の大学の古くさいカリキュラムでは、プロジェクトベースな経験が大学院でも足りないというのはわかるんだけど、うちにはあってない感じですね。学生も座学とかに割り振られるとうんざりという感じらしい。まぁ、いろんな理由で導入されているのでしょうけど。

練習のプロジェクトで成功体験を積むのは良いんだけど、プロジェクトというのは新しいものを作るので、まぁ、難航するよね。

アジャイル開発宣言
http://agilemanifesto.org/iso/ja/

アジャイル宣言の背後にある原則
http://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

とかが、そういう難しさを簡単に解決してくれるとは思わないけど、うまく使っていきたいと思ってます。

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