Saturday 22 November 2014

プロジェクトと技術革新

うちはプロジェクトベースな授業とか実験とか結構あって、

* ネタだし

を結構やります。でも実は学生のアイデアとかに、そんなに期待しているわけではないんだけどさ。学生に良く言うのは、

* できるかどうかの判断を自分でするな

ってこと。そうでないと簡単にできそうなことだけを持ってくる。でも、

* 電脳コイルとか、鋼の錬金術師みたいなことをやりたい

とか言われてもな。いや、まぁ、できるのかも知れないけど。で、

* じゃあ、こうこうこうすればできるんじゃないの?

というと、なんか不満そうにしてる。まぁ、確かに電脳コイルとかハガレンに比べればインチキだけど。

結局、そういうものは一朝一夕にはできないのさ。その時その時の技術で、

* 今までにできないことができるようになったところ

を探すのだと思う。プロジェクトベースではそうなってしまう。それが単に、

* 新しいデバイスのサンプルプログラム

になってしまうのがありがちなこと。

この手の技術革新は、ある種のスレッシュホールドがあって、そこを越えると、

* 役に立つことができるようになる

自分が目指す面白さとか必要性を深く追求することで、その「役に立つようになる状況と瞬間の組」を見極めることができるのだと思う。

例えばTwitterは140字の制限で「多数のblogをfollowする」というのを解決して、そのfollow数があるスレッシュホールドを越えるとRSSとか検索りも役に立つようになった。

ドローンとかも、何らかのスレッシュホールドを越えると一気に役に立つようになるんでしょう。ドローンの場合は、技術的な壁ではなくて、政治的な壁な気がする。

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