日本の5%は高い方ではないが、税収に占める比率は24.6% http://bit.ly/9a4buQ
ヨーロッパ並の20%ぐらいまで上げると、この比率が高まるはず。フランスとかドイツとかは30-40%。
消費税上げると景気が悪くなるって話がある。実際、竹下政権の3%、橋本政権の5%の時には景気は悪くなった。でも、ずーっと悪いわけじゃない。実際、小泉政権の時には5年の「いざなみ景気」だったし。 http://bit.ly/aXrg4z
(不況) 1983年(昭和58年) - 1985年(昭和60年):円高不況
1989年(平成元年)4月1日 消費税法施行 税率3%
(好況) 1986年(昭和61年) - 1991年(平成3年):バブル景気
1997年(平成9年)4月1日、 消費税等の税率引き上げ(4%→地方消費税を合わせて5%)を橋本内閣が実施。
(不況) 1992年(平成4年) - 2001年(平成13年):複合不況
(好況) 2002年(平成14年) - 2007年(平成19年):いざなみ景気
なので、消費税と景気は、あんまり関係あるようには見えないな。政府が財政出動するかどうかとか、消費税とかは所詮短期的な効果なんだと思う。
いつも書いているけど、経済成長を維持したいのならば、生産性を上げるしかない。そのためには、資源を見つけるか、人間か組織の生産性を上げるかどちらか。経済政策なんて関係ない。
税収が景気に左右されるなら、消費税を上げると税収が下がるという因果があるわけではないと思う。消費税率は結局は、
直接税と間接税の比率
を決めているだけ。所得把握は難しいしコストもかかる(そして税務署員は減らされている)ので、直接税を減らす方が合理的だと僕は思う。特に、法人税なんてゴミだと思う。企業に「節税対策には、日本を出て行くか、利益を出さないことです」とか言っているのと同じ。
財政赤字は景気が良くなれば解決するとか言っている人もいるけど、景気は波があるのが普通。日本の財政赤字は、景気が悪いからではなくて、
お金の流れがおかしい
だと考えるべきだと思う。
日銀がお金を銀行に貸す→銀行が国債を買う→国がお金を使う→利息が銀行に入る
だよね?
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_26.html#Kokusai
民間銀行、生損保、年金基金の三つ(要は民間系金融機関)で六割を占めている
ギリシャとか例に出すと「日本は違う」
「銀行が買っているから、国債がいくら増えても大丈夫、だから財政出動しろ」
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10416753132.html
ってな論法を張っている人もいるようですが、問題は、
金利が上がった時
だよね。いざなみ景気では金利は上がらなかったのだが、それは「上がったら困る」から。
低金利な日本からお金を借りて高金利な所に投資するってのが今の世界経済で、リーマンショックやら、サブプライムやらを引き起こしている。もちろん、そんなに単純ではないが、
日本の低金利、財政赤字が、政策を歪めている
ことは確かだと思う。
日本の経済成長を実現したいなら、
消費税で財源を確保して、子供に投資する
子供手当、学費、奨学金
にするのが良い。土木工事で肉体労働者にお金をばらまいても経済成長なんてしません。せいぜい、飲み屋さんが増えるだけ。もう、道路とかは成長に必要なインフラではないのだと思う。
赤字国債で恒久財源確保? 面白い論法だとは思うが、トンデモでしょ?
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