Friday 3 February 2006

日本は足を引っ張る社会



僕は割とそうだと思う。アメリカとか西欧の方が「うまく持ち上げる」っていうか、つるみ方がうまい。コミュニティをうまく作れる感じだね。

例えば、会社とか大学でも感じたんだけど、現場と事務の一体感がない。僕は事務に「出来ないって言うのが仕事じゃなくて、可能にするのが事務の仕事だ」とか良く言うわけなんだけど、すぐに出来ないとか、前例がないとか言って来る。特に研究職だと、事務の方が何をやっているのか理解できないので、シンパシーないしね。

さきがけの時は事務の人と一緒に始めることになったので、僕は結構強力に「これがこう出来るはずだ」みたいなのを推したので、後から来た人が助かっていたようです。でも、後から、外部の事務の人が入って来ると、また、いつもの「出来ません」攻撃が出てたみたい。税金とか労務とかで根拠があるなら理解出来るんだけど。僕は理解できないとつっぱねるので事務の人とはだいたい喧嘩してます。大学は定期的に事務官が変わるので、そのたんびにって感じ。

むしろ、コミュニティ自体を疎んじる傾向があると思う。僕は、そういうコミュニティには、どれもうまく馴染めないタイプだが、コミュニティ自体が閉鎖性ってよりは反発性を持っている感じ。

Coplan とかとパターン・ランゲージの集りに参加した時は「ふーん、こんな風にするのか」っていうぐらい「取り込む」感じがうまく出来てた。一方で、日本のパターン・ランゲージのグループが、あっさり瓦壊したのも、意外ではなかった。維持するコストと求心力に対して、シンパシーを誰も持てない。一方で、そういう無限の労力と求心力を持つ奴を要求したりするんだよね。

シンパシー、Synpathy ってのは同情ではなくて、共鳴するって言うか、一緒に目指そうっていうかそう言うもの。外国人は定時になるとすぐに帰るみたいな感じに思われているけど、自分に与えられている仕事の範囲、責任は明解に理解してます。日本人は、自分がコミュニティ(例えば、大学の事務、研究室のメンバ、会社の部署、学会、学派でもなんでもいいけど)に入ったときに、自分の責任と目的を良く理解してないんじゃないかな。

だから、足をひっぱちゃうのさ。

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