筋が悪い
ってのはどうしようもない。元々、IBMがVM導入したのも「複数のことなる版のOSを共存させたい」という、後ろ向きな理由だし。運営側の理屈/必要性なんだよね。
本来、OSが資源管理とAPIの統一を行なう筈なので、それを一段下げて、ハードウェアレベルで管理するって発想は無理筋。
セマンティックギャップと言うのは、上に乗っている(複数の異なる)OSのデータ構造が、仮想マシン側から見ると「単なるランダムなbit pattern」になり下がる、ってこと。それを、小手先の工夫で乗り切ろうするのは「無駄」な感じがする。
仮想マシン側では、OSの(細かい)資源管理を見ることは出来ないんだから、結局は、「PC何個、ハードディスクいくつ」みたいな大雑把な管理しか出来ない。そこで「セキュリティの工夫が」とか言ってみても「じゃぁ、ハードディスク一個をネジで固定して外せないようにして」程度の話しか出来ないです。
一方で、アーキテクチャの方は、クロックアップの限界/熱の限界から、メニーコアに移行することは規定路線。まぁ、2-4 CPUとかだったら、今までも良いんだろうけど...
16CPUとかあったら、仮想マシンで動かす必然性はなくて「一個、CPUを割り振っておけば良い」よね。どうせ、後方互換性とかしか仮想計算機は使わないわけなんで。
アプリケーション自体も、今までの構造とはかなり異なってくるのが見え見え。Open CL とかでも、「全然違う」って感じだし。Intel の Thread の本とかだと、まだ、Thread + Compiler で出来るのかな〜みたいな感じで書いてありますが、まぁ、だめでしょう。
そういう方向に行っている途中なのに、見込の薄い仮想計算機の研究なんかに時間を費していて良いの? って感じだな〜
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