ただ、「継ぐのは誰か」あたりは、まだ良かったんだけど「復活の日」とかの落ちはなぁ… この二冊は、その落ちがなければ名作だと思う。
避けて通れない「日本沈没」は、話題にはなったし映画も見たけど、だからなんなのという感じはあったかな。でも、阪神・淡路大震災を予見した小説ではある。今回の震災は小説の規模を越えていたわけだけど。「果てしなき時の流れの果てに」に既に日本沈没の話が出ているのは有名か。
同じく避けて通れないのが「さよならジュピター」だな。木星改変もので、A.C.クラークの2010と重なっているんだよね。映画が不評だったのは仕方がないと思うけど、日本沈没だって映画は同じくらい駄作だったと思うのに、なんか、こっちだけ黒歴史化されているのが不思議。小説の方は、そんなに破綻しているとも思わない。むしろ小松左京の後期の傑作なんじゃないかなぁ。
クライトンとかに近い作家だったと思う。
「ゴルディアスの結び目」とかはぴんと来ませんでした。そういえば虚無回廊読んでないな。
「青い宇宙の冒険」とか「空中都市008」のジュブナイルの方が評価は高いです。そうそう「日本アパッチ族」も。
眉村卓、光瀬龍、小松左京という組みで覚えているけど、世間的には星新一、筒井康隆、小松左京なのか。ある意味でバブルとともに歩んだ人かも知れない。
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