Monday 19 November 2007

海外FMラジオ



時差の関係で早起きしたので、暇です。

で、この間、買った安物ラジオを聞いてみました。海外旅行にラジオを持って行くと楽しいです。

アメリカもヨーロッパもFM局は、50とか60とかあるんじゃなかろうか。セビリヤでもFMラジオの一目盛りに一局という感じ。イギリスは少ないんだけど。

日本のFM局って、東京でも10局ない。

  http://tinyurl.com/yuu9cj

70MHzから90MHz位あるので、一局200Khz取ったとしても、100局は入る。海外は、もっと取ってるしね。

なんで、こうなったかって言うと、もちろん、日本の政策のせい。AM局のバンドをアジア諸国に引き渡すという話があって、VHF帯をAM局の移転用に確保していた時期があったのさ。

しかし、AM局の問題は、10KHz区切りを9KHz区切りにするという方法(この方法だとFENの周波数が変わらないという利点があった...)で解決されてしまい、取っておいたFM局の空いているところは、そのままと言うことに。もう数十年前の話です。空いている電波資源は、使われないまま無駄になっている。

もともと、FM局は混信に強く、到達範囲が狭いという利点(隣の国に文句を言われない、地方局をたくさん作れる)があったわけなんだけど、それは無視されたわけだな。誰も何も言わないので、そのままです。まぁ、AM局の既得権に敗れ去ったという言い方もあるか。

で、今度は、テレビのアナログ放送が終了して、大半はUHF帯に移ってしまうことになる。空いているVHF帯は、どうするの? 沖縄の基地と同じで空いてから10年放置っていうところか。

移動体に使おうとかいう話もあるようだけど、VHF帯は、もはや情報量的に少なすぎる。音楽放送でも、192kbps ぐらいは確保したいよね。全然宣伝されないデジタルラジオがどうなったのかは知らないが、日本の貧困なラジオの状況は今後も変わらないらしいです。

AM局の既得権益で、これほど被害にあっていることを日本人は知らないってことか? まぁ、知らなきゃどうってことないしね。もっとも、日本の消費者が、そういう風に選択しているのが一番の原因ではある。

沖縄でもJ-Wave 流してくれよ〜 おっさん専用局なんだから〜

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