いつもの大学院のソフトウェアを読もうの授業ですが、
Boost
読みたいという学生が。なるほど。C++ のtemplate baseの現代的な Library ですね。
C++ は型変数を template という一種のマクロで導入していて、それとは別に、
Smart Pointer
つまり、GCのないC++でオブジェクトの寿命管理をポインタの種類で制御するということを始めます。それが、
RAII Resource Allocation is Initialization
とかいうものらしい。実体は参照計数なので、Objective C のARCと同じ。まぁ、Swift では見えなくなっているわけですが。
iPhoneでは、一旦、GCを導入して、やめてARCにしたみたいな経緯がある。AndroidはJava だからGC base。
じゃぁ、GCとRAII/ARCとどっちが良かったかということになると、
構文的には面倒のないJava/GC
だろうなぁ。そこで、
BoostやSwiftで、面倒な Smart Pointer 構文を隠す
という行為に出たのではないかと。でも、
GCの技術から見ると参照計数は手間がかかりすぎてダメ
まぁ、そうだよな。Smart Pointerですむようなのは GC のアルゴリズムで、ほとんど効率的にGCされてしまうってのが実際なんじゃないかなぁ。iPhone のアプリでのメモリ由来のプチフリーズを経験した人は多いはず。
僕は GC は予測が難しいので嫌いですが、だからといって、Stack base/参照計数だけみたいな原始的なアプローチはちょっといただけないですね。
で、そのBoostのソースですが、もちろん、template の塊で、見かけないC++の構文ばかり。これなんだろう? みたいなのが。コンパイルしてみると、
小さい例題でもコンパイラが黙り込む...
おお。さすがです。でも、また、Boost.filesystems をちょっとかじっただけ。きっと、Boost.Graph とかは、もっとすごいんだろうな。頭の良い人たちはすごいよ...
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