Monday, 27 March 2006

磁場的重力場



 http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=06/03/26/1431256&threshold=-1

好き勝手なコメントがついてますが、微小重力場の検出って話なんだろうと思います。論文みないとわからないけど。

磁場と電場ってのは、実は4次元的には一体で、4次元のベクトルポテンシャルの空間(3次元)と時間(1次元)への射影だってのが特殊相対性理論。

だったら、重力場もそうであるべきだろ? ってのが一般相対性理論なんだけどさ。静的な重力場(電磁場みたいな)に対して、質量の移動から生じる動的な重力場(磁場みたいな)があるってことなわけだ。(重力場は、もっとパラメータが多いけどね)

でも、この効果って、煎じつめると、自分に近付いて遠ざかって行く人が、最初は自分に顔を向かって見えて、通りすぎると、自分から顔を背けて見えるってことなんだよね。真っ直に通りすぎているんだけど、回転して見えるってこと。それが4次元的に起こるだけなんだけどさ。(なんか名前があったが忘れました...)

それが電子のスピンと密接に結び付いているってのが、ディラック方程式。でも、重力に関して、同じものがあるだろってのは、いまだに解けない問題の一つ。スピン1/2、スピン1、スピン2 の理論とか呼ばれるものです。それぞれ、電子、光子、重力子に対応するんだってさ。

こんな風に書くとブルーバックスぽいな。

理論はいくらでも立てられるんだけど、計算出来ないってな分野の一つ。ファインマン先生もやぶれさったので難しいわけなんだけど。

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アインシュタイン先生の幾何学的イメージよりも、ファイマン先生の量子力学的イメージの方が説得力がある。幾何学的イメージに偏った物理理論は、そういう意味であまり信用してません。ブラックホールとか、時間的閉曲線とか。

その当たりを「とんでも理論」風に展開したのが、「皇帝の新しい心」。

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「とんでも理論」も、ここまで来ると気持ちがいいです。(というと、とんでもってのは、また別なんだってな話をする人もいるだろうが...)

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