Wednesday 28 February 2007

というわけで卒研、無事終了しました



修士に引続き、逃げ出したのがいたのにはまいったが、無理矢理引き戻しました。巻き込まれた先輩、同期の人、ありがとうございました。

まぁ、卒業したくないってのは学費的には学校にうれしいんだろうけどねぇ。

この後は謝恩会という飲み会があるそうです。

翌日は、いとじゅんの特別講義です。

その前に4月のコンサート用の教室使用許可をとるための書類を書くのか。誰か、この手の雑用やってくれよ〜

英語での発表



今の卒研発表は約半数は英語で発表。英語の先生がついているので、発表自体は結構スムース。でも、まぁ、善し悪しあるよな。発表者が発表に集中出来てない感じ。まぁ、卒研だからなぁ。英語の御稽古ゴトから抜け出せてない感じ。

質問がわからないのはなんだかなぁ。わかりませんとか英語で言うと、「負けた感」が強すぎ...

自分ではどうだったろう? 学部時代は意図的に英語の本を読んだりしていたけど、使う機会はあんまりなかった。毎朝NHKの英会話は聞いていたけど。情処の学会でも英語で予稿書いてたりしてたし。論文ってのは当然英語で書くものだと思っていたしね。英語の論文ばかり読んでれば当然か。

大学院になると、海外の研究者と話す機会が多くなって「意外に通じるじゃん」みたいな感じだった。 専門分野だと楽なんだよ。お互いに共通に知っていることが多いから。他の人に「英語話せるんですね!」とか言われたり。

国際学会での発表とかでも「覚えて発表」とかやったことないです。英語で考えられるようになっていれば、別に覚える必要ないから。いつ頃から、そういう風になったかと言えば、大学受験以降、英語の本をたくさん読むようになってからか。ただ、練習しないで発表すると、(日本語でも英語でも)はまることは学習したので、直前に黙ってリハーサルぐらいはやってます。

そういえば、アシャリフ先生とも最近は日本語で話しているな。前は、英語だったのに。担当する学生にEnglish native がいるといいのに。

卒研発表2日目



撮影することにしたのが4年前ぐらいかな。 昔は平行セッションだったんですが、撮影があまりに大変だったので、単一セッションにしてもらいました。なので、二日になったわけ。ハードディスクレコーダを持ち込んで撮影しているらしい。コンピュータにキャプチャすると、巨大なファイルの扱いに泣くので、この方が楽。

勝負と競争



あんまり好きではないです。ACMプログラミングコンテストとか、ソロバンとか、体育の授業とか。「勝ちたいんだったら、どうぞ」みたいなところがあって、競争になると、やる気を失うところがある。別に喧嘩が嫌いなわけじゃないんだけど。

苦手な部分があって、得意な部分があって、苦手な部分で負けても、得意な部分で勝っても、別にどうってことない。ハンデとか、偶然性とかいれて勝ち負けを微妙にしても「ふーん」ってな感じ。

ってなわけなので、ギャンブルも興味ないです。特に、必勝法みたいなものがあるものはね。ただ、ドラクエのスロットは好きかも。あれは、必ず勝てるから勝負とか競争とかとは違うものだな。 結局、ズルしないと勝てないあるいは、ズルすれば勝てるってな納得の仕方かも。

もっとも、そんな風にやってきたのは、どん底まで負けたことがないからかも。そういう意味で「お坊っちゃん」ではあったと思う。そんなんだから、沖縄に島流しされるわけだが...

今までで一番負けたと思ったのは、1年間考えていた問題が決定不能だってのに気づいた時。もっと、早く気づけ〜 あれは、しばらく落ち込んでました。

ちなみに、こんな問題。
 |- f(x)
みたいな論理式で、変数 x がautomaton という方程式を解くっていうものですね。ホップクロフト・ウルマンを見たら、一般的にundecidableだって書いてありました。ちょっと、undecidability に関するセンスに欠けてたな。

Tuesday 27 February 2007

卒研発表 1日目 PDF に関して



予稿集はPDFになったようです。ようやっと... もはや、紙の発表資料なんて邪魔なだけ。17PB で見開きで開いて全画面にすることなく読めるので紙と使い勝手はほとんど同じ。

でも、Libretto 50から、卒業したから、そんなこと言ってられるんだよな。

いたづら書きシステムがあれば完璧だが。Acrobat Reader には注釈ツールはないのか。

P2Pはもう悪夢ではない?



http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/26/news049.html

単一サーバ、特に、WWWサーバは、分散アプリケーションという視点からは退化でしかない。数十万 (数百万でさえない...) アクセスに耐えるために、巨大なサーバを用意するってのは、Internet/Unix 文化から見ると笑い話で、ビッグブルーな人達から見ると、笑いが止まらない話だ。

Winny のような削除できない Anonymous P2P は結局、悪だってな論法の人もいるけど、やっぱり、OSI 階層から勉強し直すべきだと思う。TCP/IP 自体が「ソースを問わず、データは送り届ける」という仕組みなのであって、データの信頼性とかセキュリティとかは、プレゼンテーション層で行うものです。理論的に、ネットワーク層以下が関与しないと不可能だとか証明されているなら別だが...

「合法デジタル音楽サービスと同様に、コンシューマーを無料の海賊版があふれる環境から、有料の合法サービスへと引き寄せることが課題となる。そのための戦略は、混沌とした海賊版サイトよりも優れた体験の提供を目指すことだ。」

ってのは、当り前の正論であって、有料なんだから、その分、ちゃんとしたものを出すべきだってことだよね。

Monday 26 February 2007

卒研練習中



卒研は修士が面倒見るものだと思うのだが、なんか、卒研生のみで練習していたりする。薄情な先輩達だ...

なんか予算申請もあるが、もう眠い。明日早いし、大学に泊まるか?

Sunday 25 February 2007

警備中



試験の警備といっても、ぼーっとしているだけですが。交代でコーヒー飲んでます。コーヒーは苦手なんだが、

 今日は寒い

例年、もう少し暖かいんだがなぁ。

環境建設の先生と雑談。そうか、土木と建築ってのは、ぜんぜん別物なのね。電気電子と情報みたいなものか?

Saturday 24 February 2007

上流工程



昨日は、制服組が何故か多くいました。会社の人には、だいたい「大学でどんな教育をして欲しいですか」みたいなことを聞くことにしているんですが...

今回は上流工程やってくれって言われました。どうも、取締役クラスは、そういうことを言うことが多い。何人かから聞きました。思わず、「それって何を教えればいいんですか?」って聞いちゃったよ...

上流工程というと要求分析とか設計になるわけだが、個々の作業、業務を知らない学生に教えるのはかなり難しい。そもそも、単独で教えて意味があるとも思えないし。実際に、ものづくりの目標とかを与えて小さいプロジェクトをやらせるのが良いと思うが、そんなことは既にやっているしな。(うまくはいってないけど...)

僕の理解では上流工程に必要なのは、

 物事を論理的に分析する能力
 人とのコミュニケーション
 プロジェクトを構築する総合力と意志

だと思う。オブジェクト指向なんとかとかは「まったく関係ない」です。だから、何教えるかと言われたら、述語論理と(科学知識に裏づけされた)社会常識なんじゃないかと思う。もちろん、実現不可能な設計されたら困るわけなので、プログラム経験とかも必要だけどさ。

でも、いろいろ聞いてて思うが、「今、自分が必要だと思う技術」を、今の学生に教えてくれみたいな感じですね。まぁ、先が読める人ってのは、そんなにいるわけじゃないんだけど。

そういえば、「世の中は Perl/Java からPHPに移ったようですが、次はどんな言語を勉強すればいいですか?」なんていう質問をして来る人もいました。そんなものは流行廃りだからなぁ。別に、今、JSP で悪いとも思わない。

もちろん、自分の研究として、全然違うプログラミング手法みたいなものを提案して行きたいとは思うけどさ...

Friday 23 February 2007

OKINAWA Creative Forum vol.004






http://ocf.blocco-deli.co.jp/



にいるはずですが、まだ、着いてません。ごめん〜



戦利品です。サイン付き (^_^)v



なんかはこんな感じでした。



2次会に行く前のうだうだした感じが嫌い。というわけでもないのですが、2次会はパスしました。

卒業の基準



卒業したくないって奴もいれば、単位なくても卒業させてくれって泣きつく奴もいるし... というシーズンです。どっちも、努力したくないってことに関しては共通しているわけだが。



卒研で僕が見ているのは、内容よりは速度だね。ちんたらやっているのはダメ。卒研は、できて当り前のテーマを出すので、時間かければできるのは当り前。1ヵ月でできるテーマをなんで、1年もかける? 僕だったら飽きている。さっさと終えて、次に行ってください。



日本の大学の卒業基準がザルだってのは良く知られている事実なので、どの企業も信用していない。一方で、入学試験は信頼しているので、大学格差は結構意味がある。ってのが一般認識だと思います。



なんだが、大学にいる間の学生の成長って半端じゃない。この時期の4年って大きい。なので結構差がある。しかも、その教育方針は企業の求めるものとは一致しない。だから、その一般認識は、もちろん間違っている。



だったら、高卒で(安い給料で)取って、企業で4年分教育すればいいじゃん、という考えもあるが、企業は、金出してまで高卒を教育しようなんていう考えも先生も金もない。自分で金払って教育してもらってから、それを安くこき使うというのが企業の理想だね。



企業で財テクとか言って株に投資するより、人に投資した方が、日本国的には良い。だが、人に投資する方がハイリスク/ハイリターン。そもそも(高度な)人材の活かし方を知らない企業に、教育された人間なんてもったいないか...



僕はこの業界で要求されているものはわかっているつもりだし、それを学生に要求しますが、だめな学生ほど、それをすり抜ける。真面目な学生ほど、苦労してあきらめる。世の中、そんなものらしいです。大学で、学生を振り落とすメカニズムみたいなものを導入しないと、卒業生の品質保証ができないよ... (ってことは、今は、そんなメカニズムは存在しないってわけだ)

Thursday 22 February 2007

チョコレート






妻にもらった分です。2/14 は出かけていた(飲みに行っていた... :-p) し、ガレリアで、自分用のを買ったりしていたので、2/15 まで気がつきませんでした。ごめんなさい。



5枚入っていて、カカオ 70%, 73%, 82%, 85%, 100% という構成らしいです。100% でも、結構いける。常温の方が良いらしい。70% だと、割と普通。Godiva にも、85% はあるんだよね。それよりも、薄いのだが、味はやっぱり似た感じ。って言うか、カカオなわけだし。 とはいえ、カカオ自体の質の問題があるので、そのあたりのほげ%とは全然違います。そこに自信がないと出せない商品だね。



ちょっと面白いのは、「3/16以降に有効な、試供品プレゼントカード」みたいなのがついていたこと。銀座にいかないともらえないらしいです。ふーん。



最近は、2/14 に男性から女性にあげるってのもありらしい。確かに、その方が忘れなくっていいかも。一方的にもらうってのは、ちょっとね。



でも、乗せられすぎではある。「止めよう」みたいな世論は盛り上がらないのだろうか?

DX7



長嶋さんとの話なんですが、いきなり、Yamaha DX-7 の話に。と、その時点でubuを呼んだが電話は通じず。

DX-7 ってのはFM音源 (counterで作った発振器を直列並列に繋げる)ものなんだが、「使い方がさっぱりわからん」。ムーグ博士のSynthesizerってのは、とっても理解しやすいものなんだが、FM音源はだめ。

長嶋さんが言うには「ミニコンをたくさん並列に動かして、がんがん生成して、フリーエ変換して、既存の楽器と近いものを探す」みたいなことをしたそうです。なるほど。そうか。

いずれにせよ、ちょっと飲みすぎだ。じんじんから、旭橋の大城美佐子のお店にいったらしいです。もう一軒いったのが、いつものこととは言え、飲み過ぎなんだよな。

じんじんは、結構料理良かったです。お酒は咲元で、おいしかった。実は避けてました。もっとも、県外の人ばっかりだったが。あんな飲んじゃだめだよ。と僕が思うぐらい飲んだ。じんじんだけで、二人で4合はいったんじゃなかろうか?

Wednesday 21 February 2007

早起き



夜中の11時に飲み屋さんからの呼び出しが来て「寝てます」と返事を書いたらしいが、実際、すぐに寝てしまったらしい。その日のうちに眠るのは珍しい。火曜日の日記は夜中の3時とかに書いているな。どうせ、昼夜のリズムはない奴なので、特に気にせず。5時に寝て10時に起きるぐらいだったので、眠れなかったわけでもないし。

仕事は詰まっているらしいが、どれも急いでやる気もせず。やっかいな問題も多いがね。

長嶋さんと飲みに行くつもりだったが、何故か2/21だと思ってました。というわけ今晩探しに行こう。というわけで、今晩は飲みに行くらしいです。

Tuesday 20 February 2007

初心者向けプログラミング言語



日記を飛ばさないためには予約しておけばいいのだが... カレー食いながら書いても良かったが。

やっぱり最初から実用的な言語に触って欲しいと思います。マイナーな言語から教えるのは、ちょっとなぁ。初心者ということだと、

 インタプリタとデバッガは譲れない

と思う。ってことは、eval loop を書ける言語ってことですね。C でも書けるって? ふーん。

なので、実は、Perl からが良いんじゃないかと思ってます。自分で授業を持っていたときは、Perl からでした。

 perl -de 0

として、debugger を立ち上げさせて、そこから色々やってもらう。
 $a=1+2
 p $a
とか。

メジャーだけど、嫌なのはVBか。OS X でも動くはずだが。

scheme ってのも良いんだけど、マイナーなのがちょっとなぁ。どれくらい使ってもらえるんだろうか? Perl は一生の財産になる(借金か?)になるだろうし。Emacs lisp の方がまし?

そういえば和田先生がPostScript とか言ってたな。和田先生もInterpreter が好きらしい。 http://tinyurl.com/2xkb8v


Java はコンパイラだし、教えるものが、ちょっと多い。Iterator とか Comparator とか入っちゃたからなぁ。Eclipse みたいなIDEを使うと、ちょっと良いが... オブジェクト指向プログラミングを教えるためには、プログラムの経験が必要だっていう矛盾があるからなぁ。Java で入門すると、どうしても非オブジェクト的なプログラムから入ることになるし。

オブジェクト指向だったら、Squeak から教えるという技はあると思うんだけどね。最初の環境がはではですぎる。もっともminimum なのないの?

C でも、glib 使えば良いってな話を読んだけど、基本的なデータ構造を言語の外に出してしまうのは、構文的に勿体無いね。もっとも、malloc() を使いこなせない学生を見ていると、「mallocを知らなくてもプログラムできる方がいいのか」と思わなくもないです。C とアセンブラを教えないっていう選択肢は情報工学科ではないと思うんだけど、どうなんでしょうね? と言いながら、うちではアセンブラの正規の科目がないんだよな。

JavaScript という選択もありなんだけど、JavaScript のPureなengineって、あまり意味がないしな。かと言ってBrowserをいちいちあげてってのも、デバッグが辛いし。JavaScript Interpreter 付きのBrowser とかを作ればいいのか?

ML 系はeval loop がある(top levelがある)言語なので、初心者向きだと言えなくもないです。型が表示されるので、型の理解の手助けにもなるね。ただ、リストの表現が独特なのはなんで? 馴れだとは思うが。それに、やっぱりマイナーだと思う。

この前、AppleScript を学生に見せたら、はまっていましたが、あの地獄の遅さと、わけわからない構文がネックだな。properity とか properties とか英語嫌いな人にはつらいだろうし。デバッガもないしね。大きなものを書く気にならない言語の一つ。

Flex とかはどうなんだろう? Flash は、学生には受けるかもね。

Sunday 18 February 2007

囲い込の正当性



http://tinyurl.com/3dw65d
http://tinyurl.com/3dhjnt

テレビ番組の転送事業を手がける永野商店を相手取り、サービス停止を求める民事訴訟

「まねきTV」ですか。仮処分が認められなかったから本訴という流れなのね。

これって、そのNHK・民法5社がどういう意図で訴えるのかなぁ。「ソフトただ乗り」っていうけど、新しい人に複製、放送しているわけではないから、被害とかを特定するのは難しそう。

一方で、家電メーカー側は、機材を売りたいってのがあるわけだよね。ソニーケースの時もそうだったんだけど、日本風なら「私的利用」、アメリカ流なら「Fair Use」にそって判断されるのだと思うけどさ。

携帯電話の0円とか、2年の縛りとかもそうだけど、結局、消費者(っていうか、金出す方...) の囲い込の手段だよね。このあたりの正当性は、

 権利者の利益 (あるいは、2次権利者の利益)

だけで判断するべきではないと思う。著作権法の最初にある、

 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に
 関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化
 的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、
 もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

みたいな感じで「社会全体の利益」を根拠に判断するべきだと思う。どうも、日本の法律家って、そういう考えに欠けているんじゃないか?

まぁ、それを判断するのは、むしろ、政治家であるわけだけど、法律家は法律を作る技術者としての側面もあるわけだろ?

技術者も、常に、「社会全体の利益」という視点は持っているべきであって、どんな仕事を引き受ける時にも、そこに対して判断停止するのはまずいと思う。してはいけない仕事ってのもあると思うね。

著作物に対して、どのように対価を払うかを選択することによって、利用者側は、その著作物の評価を著作者側に伝えようとしている。それを邪魔するような2次的権利者を処罰することはできないのか?

もちろん、その対価は「購入に対して線形」であってはなりません。効用低減がなければ、市場的に成立しないので。このあたりの「機能する市場形成手法」みたいなものを経済学者は、システム的に開発して行くべきだが、そのあたりもあんまりない。

まぁ、手遅れ的なところもあるので、どうでもいい気もするけど。Internet を手にいれた今、著作者側的選択して、2次的権利者を経由しないという選択しもあるしね。

プログラミング言語



一番好きな言語は? と聞かれれば、アセンブラと答えると思う。

僕は、実装から遠く離れた言語には問題があると感じているらしく、Pascal あたりまでは我慢できるんだが、それ以上、高級になると使う気がしないです。

例えば、ML。最初に見たときに感じた違和感が大きくて、そこから派生した言語は、自分的にはすべてだめ。Ocamlとか。プログラムを見て実装が見えないのはだめだろ? あと、だめなのは遅延評価系が入った関数言語ですね。Haskel とか。基本的にはグラフ処理みたいな操作意味論を持つのだが、複雑すぎると思う。こちらの言語だと、プログラムを見て計算量を見積もることも難しい。

前にも書いたけど、この手の1階述語論理レベルでの理論サポートをしても、結局は、その上でメタインタプリタ的な構造を作って、そこでad-hocなプログラムをするようになるので、無駄だと思う。ad-hoc さは、プログラミングには必須なんだと思う。特に、オープンな型が必須。

ADAとか、あるいはPL/I、今時のFortranや Template 込の C++ みたいな巨大な言語は、直観的にだめだと思う。

Object 指向言語も実は、メソッド呼び出しが不透明なことが多く、あまり好きではないです。メソッドキャッシュがどうたらとかいうのが入るのが嫌い。

逆にPrologは勉強するにつれ実装に近い言語だと認識するようになりました。複雑な cons (Cで言うmalloc, Java で言うnew) を極めてコンパクトに書ける言語だが、そのうちのどれがstack上に作られて、どれがheap上にできるのかを制御できる言語というのは珍しい。操作意味論も実は明解だったりするし。型がない割に、自分で型制御しやすいのも良い。でも、複雑すぎるね。

じゃぁ、Perl はどうなんだと言うと、symbol に結びつけられたスカラと配列、そして、Hash を基本とした言語だと思うと、実装が見えて来ます。まさにデータ処理言語なんだよね。OOの実装法もPerlらしく透明。その他の似たりよったりOO script 言語とは、そこが違う。

ad-hoc さの極みの言語と言えば、LISP でしょう。LISPを標準化しようとするのは、実はLISPを殺すことに他ならなかった。Common LISPは、コンパイラを前提にしたおかげで、つまらない言語になってしまった。Squeak が、コンパイラを捨てて甦ったのと対称的だと思う。

実装に近いと言えば、C アセンブラ。そこから、さらに複雑な関数呼び出しを外したのが、今やっているCbC。まぁ、結局、自分で欲しい言語を自分で作っているっていうだけなんだよな。

Saturday 17 February 2007

宇宙へ行く方法(何故、宇宙に行くのか?)



そんなものに金使わないで貧乏人にばらまけってな話がちらほら。でも、「カーター破局」があるので、人類に未来はないので、現状維持とか、みんなが幸せにってのは人類的には意味がないと思う。

と言うか、種族の段階みたいなのがあって、人類は種族としての頂点にいて、「何ができるのか」ってのを示す段階なのだと思う。まぁ、いわば、花を咲かせる時期なんだよね。月に行ったってのは立派だけど、なんか、もう少し。前に書いたのは「火星に生命を送る」って奴。人類の次の段階の生命が「火星人を見つけられる」、そして、それが「前の文明の遺跡」だとしたら、なんか凄いと思う。それは誇りに思えるだろうと思う。

でも、それにはだな、「推進剤を使ったロケット」ではだめです。それには「質量比」ってのが付きまとうから。http://tinyurl.com/3ap94l

 (到達速度)=(噴射速度)×log(質量比)

ってわけで、地球の脱出速度(11.2km/sec)を得るためには30倍ぐらい。つまり、1/30のものしか月に持って行けない。だから、ロケットはあんなにでかいわけ。

そんじゃ、他に宇宙にいくどんな方法があるかって言うと、

 マスドライバー http://tinyurl.com/3blfxm

ってのが一つあります。Linear motor car の巨大なものを作って、それで脱出速度を作るってわけ。他にも軌道エレベータとかあるが、軌道エレベータは、今ある物質の強度では作れないので×。 http://tinyurl.com/dluyt


マスドライバーは、人間が乗ろうと思うと、加速度の限界があるので数十km以上の大きさが必要。赤道の海上に設置して、最高高度で1万メートル(10km)ぐらいまでの建造物を作ると良いと思う。が、それでも、ちょっと足りない。100km まで高度をあげられれば、空気もだいぶ減るので、うれしいんだが。もっとも、100km まであると、それは軌道エレベータに近いものかも知れない。

信頼性が高くなれば、放射性廃棄物とかを宇宙に打ち出して捨ててしまうなんていう技も可能。太陽に打ち込んでもいいが、ラグランジュ点ぐらいに置いておくのが礼儀か?

打ち出しのエネルギーは、マスドライバにそって、ものを落とす重力エネルギーを使う。つまり減速にも使えます。実は、マスドライバってのはエネルギー的にも安上がり。もっとも、狙いを外したら、大爆発〜 みたいなところもあるけどね。

でも、そんなに苦労するのは地球だから。一旦、月とかまで出てしまえば、脱出速度は2.4km で、質量比は2ぐらい。ほとんど真空だから、マスドライバー作るのも簡単。環境保護団体もうるさくないだろうし。

要するに地球を出るのが大変なだけ。一旦出ちゃえば、かなり自由に行き来できます。時間はかかるけどね。しかも、一旦宇宙に出てしまえば、物質もエネルギーも豊富。太陽エネルギーでもいいし、He3の核融合でもいいし。広さもたくさんあるので、廃棄場所にも困らない。どんなことしても、汚染とかの心配もない。

人間が住めない場所であることを除けば、(唯物論者の)天国みたいな場所なんだよ。一番良いのは、人間であることを止めていくこと。電子頭脳とかだね。

でも、そのためには、まず、作るのはマスドライバーだろうな。月にロボット送り込んで、月を先ず何とかするとか言う手もあるが...

Friday 16 February 2007

ウィルコムフォーラム 2007



まぁ、それほど意味はないんですが、大学で使っている関係で来てます。

 http://tinyurl.com/229exd


料金計算がめんどくさい。でも、PRINのプロバイダの回線数による値下げがあるらしい。このあたり、自動的に適用していてくれればいいんだけど、そういういことはしない人達だからなぁ。黙っていると損をするのが消費者ってわけだが...

あと、HotSpot 対応になっていたのか。「無料?!」とか思ったら、PROの話か。月額1万円以上払うってのは、学科の予算であっても「ありえません」。結局、せこく、x4 で繋げているわけだけど、体感的には64kbps だなぁ。

2400baud のモデムで、どんどんbpsが早くなっていた時代と似通っているところもあるが、あの頃に比べれば安いとも言えるが、感覚的には、

 なかなか通話料/通信料が下がらない

という感じですね。月額5,000円一本とかにしてくれれば考えなくて良いのに。

あと、ナノセルとかいう一種の構内PBXが買取り400-500万円という話があるみたい。電話だと思うと安い気もするが... 4年でゴミになると思うと気が進まない。リースでもねぇ。室内アンテナもあるらしいんだが「月額リース350円」。それは高すぎです。

というわけで、話はあまり聞かずに、パンフレットの料金のところとにらめっこしてます。めんどくせ〜

泳ぐ猫




昨日は出がけに郵便箱を見たら、かなからのチョコレートが入ってました。どうもありがとう〜



なんか、猫を風呂場で洗う夢を見た。斜めに板をいれた人がいて、猫がおそるおそる水に入る。と、なんだ、泳げるのか、お前は〜



というような夢でした。

Thursday 15 February 2007

数字



「mixiからのお知らせです。河野 真治 さんのページ全体のアクセス数が100000アクセスを超えました。記念すべき100000アクセス目の訪問者はたな さんでした!」

だって。うちの学生さんのようですね。

10万ねぇ。マイミク100越えてからというか、日記を書くようになってからアクセス数が増えたし、もともと、足跡には興味なかったし。気づいた時には1万越えていたので10万に設定していただけです。

ネットニュースの投稿数は、これまで2万6千程度らしいです。送ったメールの数は... 2万か。もっとも、確認できたものだけ。ネットニュースの方が多いってのは変だよな。あ、そうか。メールは99年から、ニュース87年かららしい。母数が違うのか。

mixi の日記は2005年7月から、ほぼ毎日書いているのだから、600ぐらいか。

Wednesday 14 February 2007

バックアップに関する課題



なんか、採点終ったみたい。2700 通程度だったらしいです。おかしいな、なんで理論値に届かない..... まぁ、まだ、いくつか来るかも知れんがね。


学生気分に戻ってみたい人もいるかもしれないね。じゃぁ、ここで、毎年、学生に出している問題の模範回答を募集します。100字以内。

問題11.1

バックアップは簡単なのに、データが絶対に失われないようにすることが難しいのは何故か?


採点基準: 難しいことの根拠がちゃんとあること。(そういう質問だろ?) 単に「ハードは壊れる可能性は0にはならない」ぐらいでは正解になりません。

CellのDMAと、Cacheの先読み



2ch ゲハ版ネタ

Cell 80 は、結構、面白かったのだが、途中から、ソニーの45n投資の縮小の話に占領されてしまったみたい。その最後のあたりに出ていた話が割と面白かったのに、途中で終ってしまってます。

http://tinyurl.com/3xsjh5

が挙げられていて、少し前のデータだけど、

 3.2GHz Cell (8 SPEs)* 8.69 GFlops/s
 2.2GHz Opteron 0.60 GFlops/s
 1.4GHz Itanium2 0.32 GFlops/s

とか言う話。(Double precision) で、アンチがかみついているのが、

「キャッシュの先読みすれば、(8 coreでも)同じぐらいの性能が出る」

という論法だった。これって、少し前(と言っても10年前だと思う...)に流行った研究なんだよな。単純に、

 for(i=0;i<10000;i++) { int dummy = a[i+10000]; ..... }

みたいに、ちょっと先に触るような方法だとコンパイラに蹴られちゃうし、コンパイラに作り込にしても、キャッシュのサイズ依存になるので、具合が悪い。なので「キャッシュ先読み命令」を用意しよう。ってな話。SSE3ではPREFETCHn とかいうのがあり、Intel のcompiler や gcc は、このプリフェッチ命令を吐きます。えらい。(このスライドだと、それを使っているかどうかはわからないんだけど Opeteron なのが微妙...)

でも、前のスライドを見るとわかるんだけど、Cell の実装は、

 通信と計算をoverlapさせて行う

所に意味がある。これは、いわゆる、ソフトウェア・パイプラン的な実装なんだけど、Cell は全体的にDeteministic に動くので、予測ができるんだが、PREFETCH だと、そうはいかない。まして、マルチコアでキャッシュが干渉するような状況ではね...

そのあたりをどう言い訳するのかは面白そうだったんだが...

Tuesday 13 February 2007

お茶菓子



某研究室の学生の修士の審査には、必ず、

 お茶菓子が出る

これは、いったいなんなんだ? そういう教育しているんでしょうか?

研究室のお茶会ってのは、僕の学生時代は確かにあった。イギリスでもあったな。

Monday 12 February 2007

水は低きに流れる



やっぱり、できる学生が手を抜くってのが、絶対的に許せないです。

できる学生が、ちゃんとやってくれれば、安心して甘く点を付けられる。そのあたりがわかってないんだろうけどさ。

そもそも、去年までは、どんな内容のレポートでも通してたのに、なんで落とすのがいたのかが、不思議です。かなり文句を言っていたが、実は通してました。 それも、去年までの話だなぁ。昔は良かったね〜 今年から正解が出るまでaccept されないのか。厳しいねぇ。冬の時代だね。

まぁ、温情で通していたわけだが、温情に頼るようになっちゃぁ、おしまいだよね。

去年、あれだけ、怒りまくったのに、今年甘くなるとか考えていたんだろうか? 「きゃんきゃん、言われているうちが花よ」(by エマ・シーン)を知らんのか?

Sunday 11 February 2007

食事いろいろ






今週はどこに行っても、OSの課題の採点をやっていた気がするが...



我流家 琉大東口にできたつけ麺やさん。普通のラーメンの方が良かったか? 面白いんだけど。



再び、サワディー。間違い探しです。



ヒント:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=325949379&owner_id=1021



マイルド、ご飯少なめ(半分って言ったのに...)。マイルドでもかなり辛い。実はスパイシーだったのかも。前食べたときよりおいしく感じました。でも、一口目はしょっぱかった。良く混ざってなかったのか? もっとも、良く混ざってない方が好きです。



ティーダカフェ(天久)の温野菜サラダ。

Saturday 10 February 2007

SpotLight を殺す



この手のPC内検索は役に立たない。きっと、たいしてデータ持ってない人には役に立つものなんだろうが。

なので、/etc/hostconfig で、

  SPOTLIGHT=-NO-

にしました。あの忙しいときに始まる「ハードディスクがりがり」の重いプロセス(Syncなんちゃら)がなくなって快適です。

locate ぐらいで十分。必要ならfind grep するし。(また、CLI かよ...)

そういえば、backup_mixi がなんか動かなくなっている。どっかに動くのがあるのだろうか?

サーバダウン UPS



なんか学科のネットニュースを見たら「サーバが落ちて、ピーピー言っている」みたいな記事が出てる。 で、login してみると dmesg する暇もなく shutdown を食らいました。



しばらくすると、上がったのでloginして見てみる。と、



  Feb 10 12:12:06 hogeho apcupsd[1988]: apcupsd exiting, signal 15

  Feb 10 12:12:06 hogeho apcupsd[1988]: apcupsd shutdown succeeded



おまぁえか... その後の報告でも、



  つないでいるUPSのバッテリーが消耗していたみたいなので、

  /etc/init.d/apcupsd stop

  でUPS管理デーモンをストップし、shutdownさせた後、

  電源ケーブルをUPS4番に差し替え起動させました。



ってな話らしい。はっきり言って、



 UPSの信頼度 << サーバの信頼度



なんで、付ける意味がない。電源落ちた時にハードディスクとかFlashを保護するだけでいいので、サーバ内蔵にして欲しい。外付なんて意味ないです。特に、電源が落ちた時にshutdownするってのは、意味がないと思う。まぁ、停電時のサージ避けぐらいのつもりで(仕方なく)いれてます。



データベース/ファイルシステム自体に、落ちた時に、最後の書込をきちんとコミットする機能さえあれば、shut down なんて不要。Unixがshut downしないと壊れるなんて「都市伝説」だと思う。



で、amavis/clamの rc が Kill になっていたので起動せず、メールが止まっていたらしい。



 だから、たまに再起動してみないとサービスの見落しがある



って言ったのに。でも、言われたときにやらなかったんだな。100日以上起動しっぱなしのUnix って、むしろ、そういうミスが多い。

Friday 9 February 2007

商品、物としての音楽



DRMもFairPlayも、後だしなんだよね。音楽が「物化」「商品化」されたのは、レコードが出てから。

今、「レコード会社」が対決しているのは、CDからコピーされて利用されることではなく、P2P上にあるコピー音源だよね。だから、

 CDにコピー制御を付けても意味がない (CCCDで学習した)

そして、

 コピフリなP2Pに、コピー制御付きの
 音楽販売で対抗しても意味がない

ってのも当り前。つうか、

 コピー制約ありなものの方が、コピフリなものより安い

はずだよね? 機能が低いものを高く売ろうってのは都合良すぎ。

なので、
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/09/news045.html
とかは、自然な流れだと思う。ちゃんとID付けて、どれくらい売れたかとか、どれだけ聞かれたかとか統計とっても良い。

価値ってのは低減するもの。逆に、低減しないと市場原理が成り立たない。それが、経済の原則の一つ。デジタルコピーでは、内容は低減しません。でも、価値自体は低減する。飽きられるとか、たくさんあるとか。その自然な低減を実現しないとおかしなことになる。それが、何十年も有効な著作権のおかしさの中心なんだよ。

問題は、その低減した価値の替わりに、何を売るか。それに関する工夫がレコード会社側にないのが問題だね。iTMSやMora で音楽買って、なんかおまけに付いて来たことってある? 歌詞とか解説ぐらい付けないの?

最初高くかったものでも、たくさん売れたら、cash back があるとかさ。作者株とか演奏者株みたいなのがあっても良いよね。まぁ、レコード会社は、そこから搾取したいわけなんだから、いやがるだろうけど。

音楽を物として売っていることにあぐらをかいている、アーティストを搾取の対象としか見ない、そんなレコード会社に未来はないです。

Thursday 8 February 2007

陰謀



課題の答えを聞きに来る馬鹿が... 「時間がない」とか「馬鹿だから」 とかいう。馬鹿だから答え教えてくれってか? 先生からコピペかよ〜



 「馬鹿は卒業させません」



血圧上がって危なかった.... もしかして、



 怒らせて、血圧あげる。

 先生が倒れる→全員に単位→ウマー



という陰謀だろうか?



「去年まではこれで...」「はいはい、去年までは甘くつけてました。ごめんね」

Wednesday 7 February 2007

ランダウ・リフシッツの力学と量子力学



研究室の本棚で見つけたので、久しぶりに読み直してみる。やっぱり、難しいよ。記号的な計算自体は、そんなに量はないんだけど。球座標での全微分とか、当り前のように「ほげほげだから」で出て来ちゃう。自力で出そうとすると、実は結構面倒なんだよ。

ラグラジアンから、ハミルトニアンを座標変換的な手法で技術的に導入するのは、やっぱり馴染めないです。量子力学では、

 次の時刻の波動関数 = (ハミルトニアンの時間微分) 今の時刻の波動関数

だから、実は、「今の時刻から次の状態が決る」ということしか言ってない。逆に、当り前に導入される。もちろん、「ハミルトニアンの形はなんだ?!」っていう問題は残るわけだけど。それは、簡単な場合は簡単。

ハミルトニアンがわからなくても、系の対称性から言えることがたくさんあるのも、そうだし。

ファインマンの量子力学は、後者の立場だね。ディラックの量子力学もそう。ファインマンはディラックの後継者的なところがあるが、実は出会ったのは一回ぐらいらしい。「あの時もっと聞いておけば良かった」的な記述を、どっかで見た記憶がある。

しかし、ここから、ニュートン力学を導出するには、長い距離が....

Tuesday 6 February 2007

以下の人は、もう間に合わないのでレポートを出さないでください。



「以下の人は、もう間に合わないのでレポートを出さないでください。あとでまとめて出されても採点するの大変だし。今まで4つ以下しかだしてないのだから、落とされても文句ないだろ? 早めに諦めた方が楽だよ。そうしてください。学校来てないとかニュース読んでない人には、教えてあげてください。」

〆切(2/13)まで一週間で、51問中4題しか出してないのでは無理でしょう。もっとも、1題も出してない人も結構いるけどね。無理なことをうだうだ言うのは馬鹿なだけなのでやめてください。

受講者自体は80人いるらしいです。4080 = 80*51 のレポートが*理論的*には届くらしい。例年、2300-2800 通ぐらいですね。これぐらいの量だと、全部、目を通して、ひどいのはやり直し指せるのは楽勝です。けど、間に合わないとわかっている人まで採点する気はないよ。

今年はうだうだ言わないことに決めていたので「OSは楽勝だ」とか言った馬鹿がいたようですが、去年のニュースとかmixiを見てないのか君達は? うだうだ言わないから怒ってないということではないのだよ。

Monday 5 February 2007

OOM Kill



なんか、OSの課題で、malloc_test が強制終了されるかかレポートに書いて来る奴がいる。そんな風にプログラム組んでないんだけどなぁ。

とか思ったら、

 http://dsas.blog.klab.org/archives/50706324.html

とかいう話が。Linux は、メモリが足りなくなると、勝手に kill するのかよ!

Mach 系は、Swap が足りなくなると、メモリをリクエストしたプロセスがsuspendする、のが普通。で、Swap を増やしたり、他のプロセスを終了させてSwapを空けると、実行が再開されます。Mac OS X でも、そういう仕様らしい。

そう言われてみると、授業中に実行して「あれ?!」とか思ったことがあったっけ。今年もメモリを使い切るのを実演したら、いきなり、X Server が止まって、変だと思ったんだよな。なんかが殺されたんだろうなぁ。

実は知りませんでした〜 Mach/Mac OS X 使いだったもので。

Sunday 4 February 2007

マッハ力学



マッハ1とかマッハ2とかの、マッハ先生の書いた、ニュートン力学批判です。これを読むと、F=maとかのニュートン力学がいかにだめだめか分かる、ってわけでもない。これを読んで、アインシュタインが一般相対論の手がかりとしたってのは有名か。



最近は文庫があるのね。



 http://tinyurl.com/25zmdk



ニュートンの三法則の根拠から解いていくわけだが、その中で、F=ma抜きで、運動量保存則とかをがんがん出していく。この時点なのに、解析力学的な視点があまり出て来ないのは何故かな。



ランダウもそうだし、ファインマンのそうだけど、力学の根本的な仮定は、



 同じ状態なら、物体は同じように動く

 対称な状態なら、物体は対称に動く



と言うだけ。これは力学とは言わずに運動学と呼ぶべきものか。



マッハ自体はアインシュタイン力学には批判的だったらしいです。そんなものだよね。で、アインシュタインは量子力学には批判的だった。そんなものだよね。



むしろ、状態とは何か、時間と空間とは何か、あたりを理解することが力学の理解につながる。それは、「押せば動く」というアリストテレス的な「見掛けの常識」とか、かなり、かけ離れている。それを理解することが物理を勉強すると言うこと。



コンピュータとかプログラムもそう。単純な見掛け(文字面)に左右されずに、その奥にある、構造を見抜く必要がある。a=1; が、変数aに1を代入するとかを考えずに受け入れているようでは、だめで、変数aとは何か? 1 とは何かを理解しなくてはダメです。

Saturday 3 February 2007

武蔵家




ついでに、この間、負けなかった、久茂地のラーメン武蔵家にもよって来ました。軟弱にも「ミニラーメン」(カレーのご飯がまだ...) 500円。100円違いかよ。



正統的な家系です。こってりっていうから九州系かと思ったが、そうではないのね。家系は東京ではありふれている。小松菜と海苔が入っているのでスープが塩辛いです。麺硬めで頼んだが、普通でした。



家系はコーントッピング必須だと思う。コーン無しなんて〜 というわけで減点1でした。



家系と言えば、ソニーCSLののそばの東五反田の元気家だな。まだ、あるんだろうか?

ファインマン・レクチャーと、ランダウ・リフシッツ教程



ファインマン・レクチャーは、Caltech (カルフォルニア工科大学)のファインマン先生の講義録です。わかりやすい。何だが、物理の教程としては異質。なので教科書としては使えません。問題はファインマンが計算力がありすぎること。なので、計算をわざと避けている講義なんだよね。



中学高校では物理は「F=ma」つまり、力を基本とするニュートン流の力学を教えるのだけど、それは、現代的には、まったく時代遅れ。量子力学的には間違っているし、相対論的には不変量でさえない。間違っているもの教えるから、理解できるはずない。



なので、ファインマンレクチャーも、ランダウ先生とリフシッツ先生の力学の本も、F=ma なんて、出て来ません。当然です。ファインマンの方は作用を使い、ランダウの方はラグラジアンを使います。



でも、量子力学に必要なのは、作用でもラグラジアンでもなくて、ハミルトニアン。これは、エネルギーに直接対応したものなので理解しやすいです。例えば、運動のハミルトニアンは、1/2 mv^2 。これを一回微分すると、 mvで運動量が出て来て、もう一回微分すると ma が出て来る。なので、これしかなければ、ma=0 で、自動的に「粒子だけだったら、加速度0の慣性運動」ってのが出て来る。便利だ〜



高校の物理と数学自体を、ハミルトニアンを理解するために再構成するべきだと僕は思う。



ラグラジアンとか作用が二次の微分方程式なのに比べて、ハミルトニアンは一次の微分方程式なので、その分、計算がやさしいし。ハミルトニアンだったら、「量子力学を学ぶための解析力学入門」

http://tinyurl.com/ywh6h7

これがお勧めの入門書だと思う。



で、計算力が付くと、ランダウ・リフシッツは面白いです。逆にファインマン・レクチャーは計算が出て来ないのでつまらない。

栄町市場西口 サワディー






ubu さんのカレーを食べて来ました。



ご飯の量が多いです。うっかり全部食べちゃったので、お腹が張ってる... カレー足してもらいました。反則か?!



味は南インド風。スパイスざりざりみたいな感じ。塩分控え目でもあるか? 日本人受けするかどうかは微妙かな。



付け合わせの、大根と人参のサラダ(クミンシード入り)にはまりました。アチャールだっけか。これはうまい。千切りが大変らしいです。



飲物はコーヒーのみ。アイスの方が100円増。本営業ではチャイが出るらしい。カレーにチャイは付き物だよ。とか言いながら、ないところが多いんだよな。



あとアイスコーヒーとスープも頼んでみました。アイスコーヒーは水出し。ちょっと水に臭いがある。うるさい奴ですみません。氷かな? アパートでは平然と水道水飲んでいて気にならないんだが... スープは大根とかの根菜だそうです。大根の煮込んだ匂いも少し苦手:-p スープの味は良かったです。



そもそも、大根の味噌汁嫌いだし。食べられないってわけでもないが。タマネギの味噌汁が好きなんだが、家内は嫌いらしい。人それぞれだね。味噌汁に合わないと言えば、キュウリ。自炊していたときに作って「う、この青臭い臭いは食べれん」と思った。食べたけど。



そういえばカレーパーティの季節だな。3月下旬ごろを予定しています。前回は、チャツネの材料を作っておきながら、作るの忘れたんだった。

Friday 2 February 2007

寒いよ〜



でも、最高気温は18度らしい。夜、布団に入ると寒い。なんだが、我慢できないってほどでもない。寒いのは夏掛け一枚のせいなんだが「出して来るのめんどくさい」。どうせ、ここ一週間ぐらいだしなぁ。

とか考えているうちに、爆睡してました。寒い方が寝付きは早い。でも、だいたい2時までは寝られない。無理して寝てもしょうがないので、気にせず起きてます。本とかネットとかビデオとか遊ぶものはたくさんあるし。

OS研究会に申し込むんだが、「お前、このタイトルは去年と同じじゃん」と思う。研究は進んでません〜

Thursday 1 February 2007

クリーニングを引き取りにいったら...



ハンカチが三つ、ズボンの数だけついて来ました。どうせなら、ついで洗って欲しかった。そんだけ。

スーツが、いろいろ寿命が来ているんだよな〜

というわけで二日酔です。



那覇で11時まで飲んでいて、一部、吉祥寺武蔵屋のラーメンに負けてましたが、僕は負けませんでした。11時だと実はバスで帰れるのだが、付き合いでモノレールで古島まで。

そこから、いつものところで、いつものように島唄小(ぐゎ)を唄ってから帰りました。(そういうことするから二日酔なわけだが)「でぃぐの花」「吉屋物語」「春や春」「ひじ小節」あたり。吉屋物語の途中の連歌(つらね)を入れてくれるのは、すごい。

もっとも最近はあまり歌ってないな。歌える人があんまりいないってのもあるし、カラオケにあるのは、大半、歌ってしまったってのもあるし。古典でも習いにいくか〜