Monday, 13 March 2006

人権意識の希薄さ



就職の履歴書に懲戒免職(~=前科)を書くか書かないかってな話が他であったので。少し google ったら、見つけた言葉。

http://www.tokaido.co.jp/lab/wada/41mi.htm

法律的な方だと、

http://www7a.biglobe.ne.jp/~tsudax99/tebiki/saiyo/keirekisasyo.htm

とかが引っかかったが、そんなのとは関係なく、書いてなければ書いてないで蹴られて、書けば書くで蹴られると、ま、そんな社会/会社なんでしょう。一度、失敗すると二度とチャンスを与えられない社会。それが日本だ。

大学でも学生本人の病歴とかを当事者に伝えるかどうか議論した時があって、当然のように(伝えないという)結論が出ないことに、むしろ、驚きました。それは、 まさに、

 個人情報

でしょ? でも、個人情報で重要なのは、それが洩れることではない。情報って言うのは洩れるものだから。重要なのは、

 個人情報を悪用しない

ってこと。本人の能力とは関係ない、個人の情報(病歴、前科)で、

 就職拒否みたいな差別をするのは犯罪

なんだよ。そういう基本的なことがわかってないのが驚きです。

 鬱病の人と、一緒に仕事したくない

なんてのも差別だよ。会社はいいよね。門前払いすればいいから。学校は、そういうことはないです。そして、会社が門前払いするのも僕は許されないことだと思う。社会ってのは、そういう手間を含んでいるわけ。だから、東横インがあれだけ叩かれたわけでしょ? 会社は、社会的なコストを負担するものです。そういう自覚を、経営者が持たないと、社会全体が不幸になってしまう。

父の会社(家具工場)には、聾唖者が結構いました。父は結構文句言ってた。障害者が親に甘やかされて育つってのを見ていたからでしょう。でも、仕事の出来る人はちゃんと評価していました。それは偉いと思う。大学でも聴覚障害者は何人か見ました。でも、優秀な人は優秀です。そういう人をどうやって教育するかってのは、面白い挑戦だし。

No comments: