Monday, 25 December 2023

まだまだ続くかけ算の話

なんと算数の教科書では

「1あたりの数」×「いくつ分」=「全体の数」

で「定義」されているらしく、累加じゃないらしい。いや、これでは計算できないと思うんだが、

アレイ図と分配法則と九九で、無理やり筆算。なるほど。

確かに、これではかけ算の定義を答えられない人は多いかも。複雑すぎる。なので「計算すれば分かる量」
くらいの認識なんだな。

「日本では、遠山啓の数教協の影響で、伝統的な、同数累加の定義が批判され、教科書でも1980年代に、同数累加の定義が駆逐され、同数グループがメインになりました」

おぉ、そこかぁ。僕はかなり古いので、累加で習ったかも。

この時期、割と集合論が流行ってて、代数系の先生が累加でなくてもいけるってのを流行らせて、それが教科書になったらしい。

なので、かけ算の定義を「足し算の繰り返し」と言えなくなったというわけね。

まぁ、おまけ的には書いてあるらしく、自力で発見するとは思うんですけどね。

でも、その定義でも対称ではないので、かけ算の式の順序を問う問題は可能。それがまだ議論を呼ぶってわけ。

単位のサンドイッチ、左分配則右分配則にも同じ問題があるらしく... 対称じゃないからな。

プログラミングあるいは直観主義論理からの算数教育の見直しはあるんじゃないですかね。

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