Wednesday, 13 December 2006
プリンタ
もっとも嫌いなコンピュータの外部I/O。ゴミ製造機だからなぁ。
学部生の頃、東工大の教官室には、IBMセレクトリックが常備されていた。この電動タイプライタには「コンピュータ接続端子がない」。でも、改造して、自作コンピュータにつなげていた人は多いはず。このキーボードの上に載せて使うインタフェースがあった。
自分で最初に買ったのは、小型のリボン型だったはず。マイクロマウスを作ったときは、友達が買ったエプソンMP80Kをがめていたか、買ったかしたんだと思う。その頃の印刷したソースが結構ある。80x25でプログラムするのは結構つらいので印刷するのは好きだった。
沖電気のIF-800はプリンタ内蔵一体型で、Z80 CPUで、ヘッドの移動まで制御していた。この部分だけで2kbyteぐらいのアセンブラだったはず。でも、プリンタではあまり遊ばず。グラフィックス的には面白かったな。100万円超の機械だったと思うけど。Z80は、これで勉強しました。CP/M と出会ったのも、この機械。もちろん、自分では買ってません。
気に入ったのはDEC Writerだな。超高速リボン式ドットインパクトプリンタで、しかも、1行160文字でる。当時300万円したらしいです。こいつで、4.3BSDのkernelのソース3万行なりを印刷して読んだ。厚さ10cmでした。
博士論文を書いた時には、Canon の非PostScriptレーザプリンタ用のdvi filterとか、京セラのプリンタ用のdvi filter とか作ったりしてました。そういえば、Sony にいた時には、Sony のプリンタ用のも書いたぞ。なので、博士論文はTeX。
Sony にいた頃は、Apple LaserWriter だね。かっこいいきれい。そして、Black NeXT付属のCannonのレーザプリンタ。モリサワフォントなので、むちゃくちゃきれいだった。この頃は、Meetingで印刷して資料を配っていた。プロジェクタとか暗くてあまり使わなかった。
だが、91年にイギリスから戻って来た時には、プロジェクタでプレゼンがデフォルトになってました。論文提出もほとんど紙はいらなくなったし。このあたりから「印刷して読むのはダサイ」と思い始めたはず。教官室のLaserWind 1600PSをまったく使わなくなったあたりから、意図的に印刷しなくなった。特に、17PBに移行してからだね。Libretto のVGAだと、PDFとか読むのはきびしい。でも、1024x768ぐらいあれば、問題ない。
紙がサイコーとか言っているのって、結局、一枚の紙の範囲内でしか頭が働かないってことだろ? 自分の授業のWWW上の資料とかを印刷している学生を見ると「だっせ〜」と思う。このあたりで聞いたアホな話の一つは「新聞の情報が良いのは、その重さあるからだ」とかだね。頭が筋肉で出来ている人なんだろう。CPUの10cm厚マニュアルを持ち歩くのから解放されたのはうれしい。
でも、どうも世の中はインクジェットプリンタでしか印刷できないDVDメディア中心になりつつあるようで、「一つ、インクジェットプリンタ買うしかないか」状態です。なんかでかいのしかないし。この前買ったラベルライタで済めば、問題ないんだが... インクジェット対応メディアだと、でこぼこ過ぎて、きれいに印刷できない.... でも、なんか巨大なプリンタばっかりだな。
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