クネヒトの遺稿集は、短い詩の集まりと、三編の履歴書(カスターリエンの名人の報告書みたいなもの)からなっていて、
詩集の方は、本編で重要な役割を果たす「階段」が含まれてます
「雨ごい師」
昔の世界で、天候を予測する仕事をする人について、それを学び、あとを継ぎ、そして、息子を跡継ぎに育て、
敵になる自分の教え子とに囲われながら、干ばつのいけにえとして死ぬ話。
「懺悔聴聞師」
二人の懺悔を聴く聖職者の間の話。落ちがある話ですけど、それは覚えてなかった。悩んで仕事から逃れる話でもある。
「インドの履歴書」
インドの王族の息子が、継母に嫌われて、牧夫として生きるが、美しい妻を継母の息子に取られて逆上し、息子を
殺してしまう。その逃走中に、子供の頃に会った修業者と再会し、そこで、迷いとは何かを学ぶという話。
この三つだが、まぁ、ぜんぜん覚えてなかったけど、履歴書は面白かった記憶はあるんだよな。どれを面白いと思ったのかは覚えてないです。
詩や三つの履歴書が、クネヒトのどの段階で書かれたものかとか考えるものかも知れないが、それは重要ではないかも。
まぁ、どれも面白い。
読み直すことはできたが、少し集中力に欠ける読み直しだったかも。特に本部に出す書簡はかなり飛ばしました。
中学生の頃に読んだらしく、手元にあるのは新潮文庫の初版なんだよな。あとで読み直そうと思って買った記憶がある。
まぁ、あんまり、ちゃんと読めてなかったみたいだな
200円 x 上下
なんだよね。
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