Thursday, 24 November 2005

年金のポスタ



モノレールの駅で年金のポスタを見掛けました。「年取った自分が、若い自分にありがとうと言えるようになりたい」とかなんとか。思わず写真取ろうかと思ったが...

まぁ、そう言う風に移行したいってのは理解してます。でも現状は違う。おそらく将来もそうはならないでしょう。今のお年よりの年金やら退職金やらを今の(さして若くもない)自分が払っているのが現実だよね。

でも今の60代、70代が若い頃に戦争で苦労したことは確かだから、今、彼らが裕福なのは別に悪いとは思わない。破綻する年金を放置したのは僕達の世代と少し上の世代であって、その無関心が今の状態なわけだ。そういう意味では自業自得だね。

年金や退職金には、世代間の所得格差補整という側面がある。もちろん、儲けている人達は反対するんだろうけど。お金の持つ「人の動機づけ」という側面には、何倍もの格差ってのは必要ない。だとすれば、過度な所得格差をならすってのは僕は合理的だと思う。年金とか税金とか生活保護とか複雑な制度を作るよりは、富の再配分っていう経済の基本に立ち戻って、よりシンプルな制度を作るべきなんじゃないかな。

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