Friday, 9 February 2007
商品、物としての音楽
DRMもFairPlayも、後だしなんだよね。音楽が「物化」「商品化」されたのは、レコードが出てから。
今、「レコード会社」が対決しているのは、CDからコピーされて利用されることではなく、P2P上にあるコピー音源だよね。だから、
CDにコピー制御を付けても意味がない (CCCDで学習した)
そして、
コピフリなP2Pに、コピー制御付きの
音楽販売で対抗しても意味がない
ってのも当り前。つうか、
コピー制約ありなものの方が、コピフリなものより安い
はずだよね? 機能が低いものを高く売ろうってのは都合良すぎ。
なので、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/09/news045.html
とかは、自然な流れだと思う。ちゃんとID付けて、どれくらい売れたかとか、どれだけ聞かれたかとか統計とっても良い。
価値ってのは低減するもの。逆に、低減しないと市場原理が成り立たない。それが、経済の原則の一つ。デジタルコピーでは、内容は低減しません。でも、価値自体は低減する。飽きられるとか、たくさんあるとか。その自然な低減を実現しないとおかしなことになる。それが、何十年も有効な著作権のおかしさの中心なんだよ。
問題は、その低減した価値の替わりに、何を売るか。それに関する工夫がレコード会社側にないのが問題だね。iTMSやMora で音楽買って、なんかおまけに付いて来たことってある? 歌詞とか解説ぐらい付けないの?
最初高くかったものでも、たくさん売れたら、cash back があるとかさ。作者株とか演奏者株みたいなのがあっても良いよね。まぁ、レコード会社は、そこから搾取したいわけなんだから、いやがるだろうけど。
音楽を物として売っていることにあぐらをかいている、アーティストを搾取の対象としか見ない、そんなレコード会社に未来はないです。
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