Tuesday, 22 August 2006

アシモフのロボットもの



(みこと向けです...)

アンドリューNDR114映画版は解釈を間違えていると思う。おそらくラストのみ(人間向けの感動ものになるように...)変更されたのでしょう。もう一つの映画 I, Robot は、まじめにアシモフの追求したテーマ(第零法則)を描いてます。これも、映画版は、僕の(理解したアシモフの)解釈とはずれがあるけどね。

アシモフは、このテーマを繰り返し書いてます。少しずつ解釈が変わっているわけなんだけど、それが、当時の人工知能の研究の過程に一致しているように思います。パーセプトロンから、ルールベース、そして、ニューラルネットワーク、心の社会などなど。ミンスキーはアシモフ読んでたしね。ネットニュースにミンスキーが書いたアシモフへの追悼文が出たと思う。

アシモフには、ロボットものと、ファウンデーションシリーズがあり、80年代の一連のシリーズで統合されています。どういう順序で読むべきかというと、僕の解釈ではこうかな。

 ファウンデーションI
 ファウンデーションII
 ファウンデーションIII
 ロボット短編集
 鋼鉄都市 (必須ではないと思う...)
 裸の太陽
 夜明けのロボット
 ロボットと帝国
 ファウンデーションの果て
 ファウンデーションと地球

これで完結ですが、このあと、ハリセルダンの活躍物語(序曲、誕生)が続きます。番外編の時間ものの「永遠の終わり」も面白い。

アシモフの完結のさせかたも納得出来る人とそうでない人がいるだろうな。僕は、納得する方です。

さらに、ブリンとかが書いたファウンデーションの続きもあるけど、残念ながら駄作だと言っていいでしょう。

No comments: