Monday, 11 June 2007
IPv6 (続き)
まぁ、あんまり、伝わってないみたいなので。
一つは、
IPv4アドレスの枯渇は段階的に起こり、現実的だ
ってことです。識別するサイト数自体が限界を越えるってことです。ケチれば良いとか、返せば良いとかいう話もあるが、桁違いだと思う。足りなくなる原因の一つは仮想OSです。
サービス毎に仮想OSが対応していて、
それぞれに大域アドレスが付く
という構成が普通になって来てます。だから、ひろのぶが言うように「サービス単位でアドレスが割り振られる」ということになるわけ。
もう一つは、
IPv6の移行に関する技術的問題は2005年で峠を越えた
ってことです。そして、移行の方法としては、
Dual stack
になるってことですね。(プログラミング的には getaddrinfo()) 市販OS/Open source なOSの大半がDual stack対応になっているわけだから、そこに文句を付けてもしょうがない。
DNSも、AとAAAAの両方を持つというのが標準的な構成になると思う。僕も、DNSは別な方がいいと思っていた時期があるんですが、うちでも結局、一つで済ます構成になりました。
ホスト側はほとんど対応しているのだから、問題は、ルータだけで、ある意味では「買って来ればいいだけ」みたいなところがあります。わざわざ、IPv6 を避ける理由はないと思う。IT関係で嫌なのは「ふっと気が付くと、周りはホゲホゲだらけになっていて、自分のところが移行するには、手間がかかる状況」になったりすることだと思う。
サーバ側だけでなく、クライアント側でも、ネットワークゲームが動かないとかSkypeが届かないとか、あるいは、家のHDDレコーダに外からアクセス出来ないとか、そんな問題も現実的にあります。じゃぁ、「NAT + Dynamic DNS で、ポート自動転送する仕組みを作ろう」みたいな、セキュリティ的にもメンテナンス的にも悪夢なことをするより、はるかにましでしょ?
プロバイダにIPv6大域アドレスの複数提供を義務づけるって方法があるかな。使っている方が使うかどうかはともかく。
ただ、
個々のドメインでのIPv6のホストアドレスをどうするのか
ってことに関しては、まだ、コンセンサスみたいなのはないみたいですね。いや、あるのか?
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