がんがん version up に付いて行くのが正しいとは思わないけどさ。Java 5 は Major change で、むしろ「ようやっと、まともになった」感があったんだけど、Java 6 は、minor かな?
学生にはなるべく最新のものを使って欲しいと思っているけど、「MacではJava 5を使ってね」ってのは心苦しかったので、うれしいです。10.4 でも動くだろうとは思うが、微妙に確認できないな。
がんがん version up に付いて行くのが正しいとは思わないけどさ。Java 5 は Major change で、むしろ「ようやっと、まともになった」感があったんだけど、Java 6 は、minor かな?
学生にはなるべく最新のものを使って欲しいと思っているけど、「MacではJava 5を使ってね」ってのは心苦しかったので、うれしいです。10.4 でも動くだろうとは思うが、微妙に確認できないな。
Boot できるFirewire HDDがあったなと思って容量を見たら10GBで、既に、Tiger はインストール出来ませんでした。
なんか、そんながらくたばっかり。今日は、一応、ゼミだが、学生が来るかどうかは不明。来週の3,4,5は、Postgress のソースを読むことに決りなようです。割と楽勝そうだが...
この手の話はいろいろあるけど、Quantum Leap (タイムマシンにお願い) は、シリーズもので、それをやる話。90年にリアルタイムで見てました。心だけ過去の誰かの他人と入れ替わって間違いを正す... という話だと思っていたが、どうも身体毎入れ替わっているらしい。なんと、入れ替わった当人は未来にいるらしい。そんな設定だったのか。
スカパーに Sci-fi Channel ってのが新しく出来たらしく、そこで見てますが、どうも、最後が少しチョン切られているっぽい。おかげで、若干説明不足な感じの回もある。日本では2シーズンだけだったのだが、向うでは5シーズンだったらしい。結局、サムは戻ってないみたいだし。
この手の話は微妙に琴線に触れるみたい。割と好きですね。
自分自身で「過去に戻ってやり直したいか」っていうと、また、あの苦労をするのかと思うのと、運もあったと思うので、それほど戻りたいとは思わないです。子供の頃は、そんな風に思うこともあったような気がする。いろいろ頑張っているうちに、あまり感じなくなったということか? 結局、その時その時を頑張るしかないね。と言うよりは、後悔しないように正直に生きるってことか。
というところで酒でも飲みに行こうかと思ってますが、いかないかも。優柔不断。
4/30は月曜日の授業の振替らしい。みどりの日でつぶれるのは火曜日なんだけど。
月曜日の大学院の授業では、PostgreSQL のソースを読んでます。データベース読むのは珍しい。興味があるなら連絡して下さい。
そういえば、大学院に入ったばかりの頃に練習で真正直に4.1BSD上でISAM/B-Tree/Hash書いて、げろげろに遅かったっけ。Block management でmemcpyでblockずらすなんてことをやっていた記憶があるので、それは間違いだってのは今ではわかるんだけど。
そういえば、最近は、blogger の方にメールで書き込んで、それをmixiにコピペするなんてことをしてます。これだと、やっぱり<>が化ける。化けること自体はmixiのバグなんだけど、直す気はないみたいだな...
行きはちょっと迷ったので時間がかかりました。識名の道は工事が進んでいるようだけど、まだまだっぽい。
朝のセッションはストレージで耐障害性の話です。http://tinyurl.com/65mrrp
学生は寝坊したらしく、ネットワークとACタップがまだない...
もっとも、見落とした馬鹿(→僕)が一番悪いことは確かだな。わけわからない数値の根拠を無視したことも確かだし。
手直しするのに、それほど時間がかかるとは思わないが、今の体調だと徹夜して仕上げる気もしない。もっとも、Redering を動かした時は、結局、徹夜だったんだよな。
でも、朝電話してみると「一応、動きました。でも、画面半分しか出ません」だそうです。動かしたのは偉い。半分しか出ないのは、640が埋め込まれているせいだよ。
IT創造館 http://www.nabio.jp/ は、「無線LANだめ、ノートPCの電源ダメ」という何がIT創造なのかさっぱりわからないところですが、全部、無視して、勝手にひいてます。
というわけで、今日の研究会も楽しそうです。
無線LANが動かないことにかんしては、ほとんど諦めてます。キャンパス全体で設計しないと、もはやだめだと思う。それでも死角や干渉があるって感じだな。
もっとも、今、11nって微妙だが... 無線LANに関しては、公衆無線LANに駆逐されてなくなるってな予測もあるみたいなんだよね。認証を含めた安定した運用は実は難しいので、そうなるかも。
でも、有線がなくなるってのはないと思う。
とかいう手口らしく、postmaster 経由でbounceしたのが来ると言う仕組み。まぁ、SMTP server の設定不良だとも言えるんだけど。なんで、大量に増えたのかは良くわかりません。 737.73 mails / day から、890.29 mails / day に増えているみたい。17%増か。
自分のところの問題かと思って一応調べてみたが、そうではないらしい。この方法だと、普通の人にはあんまり関係ないかも。広くアドレス収集されている僕とかだと増える。
http://www.laguna-garden.jp/laguna_c/index.html
なんですが、プールに行って来ました。すっごく空いてました。昼間だしな。プールで泳ぐのって「飽きる」っていう問題がある。1時間泳ぐのって退屈です... お風呂付きらしい。野外プールは4/19からだそうです。ちゃんと通えばプールだけで元が取れるはずだが〜
水泳って自転車と同じで重力筋を鍛えないので、意識的になにかしないと運動にならない感じもする。
二人で5,000円(半額相当)のコースってのも試してみました。ホテルの食事って、ある意味で「可もなく不可もなく値段相当」という感じなので、割引があるとおとく感があるかな。どこでも使えるようですが「網焼香工房輪」にしてみました。肉とか魚とか特に味付けしていない網焼ですね。炭火じゃないのか。たれを含めて、かなり薄味な感じ。専用のコースが用意されているので、実際のどれくらいのコースに相当するのかはわからない。
http://www.rin-grill.jp/index.html
最初に出て来る前菜が結構良かったです。日本酒(or ワイン)から、焼物が出て来てからビールというのが良かったと思った。実際には、ビールから泡盛(瑞泉)でしたが。
が、初代のは蓋が閉まらなくなるという技をだしているんだよな。爪を受ける方が欠けてしまったらしい。開けっぱなしだとうっとうしいので、クリップを買ってみました。結構色んなサイズと材質があるみたいだね。
いつものことではあるが、伝言ゲームだよな〜 「落ちたのは攻撃されたサーバであって、ネットワークのルータではない」ってわざわざ書いてあるのに。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=464845&media_id=49
「それによると、今回の障害は2008年4月16日18時より、韓国国内の4000以上のIPアドレスから行われたDDoS攻撃により、PIE データセンターのコアルータが過負荷に陥ったことで発生したらしい。」
ぜんぜん、「それによると」じゃないじゃん。「Would you like a class on this? 」も訳せよな。まぁ、GIGAZINEだしな。こういう記事を書かないように気を付けよう。
A4.
Let me repeat, the Network of PIE was never out.
Certain servers at PIE were overwhelmed by the DDOS attack.
The new core routers are functioning well.
Interviewerがあまりに誘導的で、解答している人がいらいらしているのが良くわかります。でも、「Probably a radical University student.」そんなのわからんだろ?
といっても、木曜日は授業と実験で手が離せない... 奥様は誰か遊んであげて下さい。
しかし、実験IIIと大学院の授業が重なっているのは毎年のことなんだが、何故か、手直してしてないんだよな〜 来年は忘れずに修正しよう。
サーバ班、ゲーム班、Unix 実験と、本来の義務じゃないところに顔出しすぎなのはわかっているんだが...
なんか、東京の電車が遅れまくりで、余裕で出たつもりが15分前駆け込みでした。なので、羽田では食べる暇がなかったので、モノレールの中でお弁当。ま、あんまり見掛けないよね。
実験と大学院の授業には遅刻ではあったが間に合ったのでよしとしよう。
に来てます。きっと、参加者だけの小さいものだろうな〜と思っていたら、なんか30人以上いるなぁ。意外です。発表者の人が一番驚いているかも。
Continuationとか継続ってすごく昔からの話で、しつこくやっている人は理論屋さんが多いんだけどね。秋葉原と言う場所が良かったか?
発表資料は、いつものように http://wwww.ie.uryukyu.ac.jp/~kono/papers.html にあげました。
ううう、ろーとるばっかり... Eclipse とかで背景色変えるとかしないんだろうしなぁ。Default で使って輝度を落すって使い方が今は普通だと思う。X11 みたいな変更の自由度は、もはやないので...
今日は、世田カフェ・キッチンで夕食にしてみました。結構、奥行きがあって広い。大戸屋っぽい印象があるのは、さわらを頼んだせいかも知れないが。大戸屋よりは高いです。
ノヴァの残骸がある辺境の惑星を通りすぎるが、もはや実害はなく、その光景を見物に来る人達を迎える3人の管理人と、その惑星の蝶を思わせる美しいダミエム人たち...
という設定なんですが、そのノヴァが実は人災だったり、ダミエム人の迫害とかがあったりで、一気に暗いです。その暗い話の救済の話とも言えます。死を目の前にして(やさしく訪れたわけでもない)、こういう話を書くのか。
長編というよりは、集まった人の個々のエピソードが集まった感じ。それぞれの救いがあったり報いがあったりするわけですが、それらを割と、醒めた目で書いている。
そういう構成なので割と読みやすいです。双子のお嬢様の話が面白いですが、そういう風に使うのかぁ...
時間揺動の扱いが、かなり安易なのは、彼女なりのSFに対するアンチテーゼでしょう。あるいは、「お話なんだから、これくらい良いじゃない」ってことろか?
から、ぜんぜん復帰してくれません。Preparing Backup から進まない感じ。TimeMachine 側のDiskは動いているみたいなので、あんんかやってる見たいではあるが。
ネットワークが遅いせいかと思って直結してみたが、netstat -I en0 -w 1 とかで見ると通信しているようには見えない... これは、だめかも。
http://discussions.apple.com/thread.jspa?messageID=7001098
とか見ると、おなじようにはまっているのがいるなぁ。
Re: Time Machine "Preparing"
Posted: Apr 5, 2008 10:53 AM in response to: GW Schreyer
If the Spotlight index on the backup drive is sufficiently corrupted and you don't let Spotlight fix it, then TM may stop working.
Say that TM seems to be taking forever and you think that Spotlight is slowing things down so you put the backup drive in the privacy list. Under SOME conditions, TM will think that the drive is BEING indexed and TM will just wait. However, Spotlight isn't actually indexing the disk.
Deadlock
それは嘘っぽいなぁ... あぁ、でも、 check_afp の後、mdworkerが走ってるな。でも、今度は、ネットワークは動いているっぽい。
一旦、消せばなおるだろうとは思うが...
Dish Orange カフェ
http://www.dish-organic.com/
ここでパスタでした。これくらいアルデンテならパーフェクトです。
で、そのまま、
ファイアーキングカフェ
http://www.fk-cafe.com/02.html
に。どっちも広い。fk の方はFREESPOT入るし。居心地良いです。
で、GCCのコンパイラの論文ををなんとかしないといけないんだが... そのためには、とりあえず動かしてからだよな。この前、動かした時は、全然、動かなくって...
何故か、新しい「Apple Script Language Guide」を読んでました。ようやっと、まともな Language Reference がついたのか... AppleScript まぁ、毎回、ScriptEditor で格闘してますが、文句を言うと逆切れする人がいる言語でもあるんだよな。Dictinary.app が AppleScript 対応でないのはがっかり。
代々木上原って、何故か、外人多い。英会話の先生みたいなのもいたけど。身ぶり手振が面白いので見ていて飽きないです。(って、僕も身ぶり手振は好きだが...)
http://www.cisco.com/web/learning/le3/current_exams/642-901.html
最低300点/1000点で、790点で合格なんだけど、7割は難しいんだよ... 622から722まで、あげたのだが、あと、5題は足りないっぽい。52問/90分(設定込み)で、ちょっと時間的にもきついね。Simulator でルータを設定する問題が3つぐらい入っているが、show ip route なんてする余裕はありません... (というのは前回に気づいたわけだが...)
まぁ、微妙に思い込みで違う方に解答したのが結構あったりしたので、そのあたりを直せば届くかも知れないが、ちょっとしばらくは見送りかな。BCSIは量的にも多いので、BCMSNの方を先にした方が良かったかも。
でも、
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29621092&comm_id=174656&page=all
こんなことして遊んでいたのがいけないという説もあるか...
下北沢の「なかむら」は、4/20閉店だそうです。このレベルの和食とお酒は、下北では一段抜けていたからなぁ。値段的にもほどほどだったし。「なかむら難民」はどこへいけば良いのか...
来年当たりに中目黒に引っ越すらしいです。中目黒は、うちからちょっと不便...
花見は毎年のことですが、今年のお酒は伯楽星でした。他にも、天狗舞の五厘とか、会津娘の「さくら」とか、どれだけ飲んだことか...
いろいろ試してはいるんですが、極めつけの外れが円形のデジタルタイマー。なんと、一見、逆に廻せば数字が戻るように見えるのだが、戻れない。15秒づつ廻すので、3分設定するのに「ぐるぐるぐるぐる」かなり廻さないとだめ。こんな最低なものを作った人達と、買ってしまった人達が可哀想だと思いました。ぶち切れて捨てたようです。
で、Handsで、タッチパネルのを見つけて買って来たんですが、いきなり壊れてて交換... 3分設定するのに「タッチ、3、0、0、Start」と押さなければならないので不評なようです。液晶がみずらいが調整することも出来ないらしい。
ウルトラマンタイマは、minとstartしかないので、使いやすいです。start押すと前回設定した時間から始まるし。
なんか、3種類のタイマーを同時に使えるものもあったが、使い方がまったくわからなかったので、パス。説明書読んでまで使う気はないです。
表参道のEssenseという中華屋さんで奥様のお昼に付き合って、青山霊園の桜を見て来ました。もう終りだけど、それでも結構堪能しました。人が少なくて良いかも。それでも、お花見は何人か。「宴会禁止」ではあるんだけどね。
そのまま乃木坂に降りて、東京ミッドタウンに。やっぱり混んでいたので、さっさとめげて、麻布十番の縁縁にしけこんでます。ここは、無線を頼むと、WEPパスワードを教えてくれる方式です。
さすがに土曜日だし、店内の無線LANは安定している感じ。Real Social の時はワサワサしているけど今日は(麻布十番祭のくせに...)空いてます。
2chネタもありましたけど、そんなものかな〜ぐらい。
僕は共感できなかったけど、こういうのが好きな人もいるのかもというぐらいです。
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13041789/
野菜チキンカレーを頼みましたが、ちょっと甘い。タマネギ甘いのとちょっと違うな。店長は「野菜の甘さです」みたいなこと言ってましたが。野菜は炒めてあるので、カレーとは馴染んでいるんですが、何の甘さだろう?
夜は、お酒と勝手なおつまみがあるらしいです。でも、昼間はお茶はないわけね。
いっそのこと「決勝までいったら、その県は休日(都は除く)」という法律を作ると良いんじゃないだろうか〜 道路がガラ空きになるってのが面白い。
いきなり、話が二手に分かれて、両方がほとんど並行してノーダス(生命が発生した時点の過去)を目指すという話なので、読みにくいんですが、ゴールデン・エイジほどじゃないです。
アンブラセイン vs ヘリオセインという対立図式も、もはや陳腐と言って良くて、それで続くわけはないだろうと思うけど、いたって、そのまま話は進むわけだね。もちろん、丁寧に伏線がはられたどんでん返しもあるわけだけど、あっさり終ると言う感じ。
ポリーとタックの、殺され役 vs 殺し屋という図式もあるんですが、どっちも微妙。ポリーはかわいいと言う設定らしいんですが、あんまり、思い入れもなく。最初は馬鹿で、いろいろ修正されてまともになるという設定だからかな。途中で、いきなり殺されてもおかしくはないほど、存在感が希薄な主人公達です。
もっと良くわかっているはずの、カウルやヘリオセイン側、その他の方が「背景」的な書かれ方をしているせいかも。
まぁ、あまり体調良くない時に読んだのと、ゴールデン・エイジの絢爛豪華な本の後だったので、あんまり印象が良くないのかも知れないです。話に破綻があるわけではないし、二次元的な時間のイメージ(可能性の坂)あたりのアイデアは面白かった。
最初のNYにおまけと一緒に転がり込むところから一気に、あの頃の気分になれたんですが... インディアンが出来すぎ。でも、友達にそういう奴いたけど。
今はどっちかって言うと父親側に思い入れする感じ。つうか、誰も彼もがヒースを甘やかしていて、「若い子のすることはわからん」と思いました。イーブは、素直に可哀想なんだが、ヒースは自分で堕ちているだけじゃん。なので、暗い結末に向かう必然性を今は理解できます。廻りが、このまま裁判になればヒースが裁判官に向かって切れまくるのを確信しているあたり、ちょっと喜劇っぽくって、それでも「若いんだからしょーがねーよ」みたいに受け入れている廻りの大人がすごい。まぁ、インディアンあたりから、そうなんだけど。
自分から堕ちるってのは、そういう余裕がからだと思うし、「じゃぁ、堕ちてみれば?」とも思う。そういう意味で自分は「カリフォルニア物語」に出て来るような大人にはならなかったな。どちらかと言えば「フォームをいじりすぎて選手をダメにする」あっちかも。まぁ、迷惑な大人だよな。
学生運動とか団塊の世代の後の、無関心で内省的な時代にあった、自分自身に閉じた悲劇という感じか? 「軽井沢シンドローム」とかと同時代なわけだけど、まだ、外に関心が向かない時代の青春ものとしては普遍性があるか。
で、飯田橋のけむりに行ったんですが、
http://www.enrest.co.jp/kemuri/index.html
酒はない、つまみはない状態で、なんのために予約したんだか良くわかりませんでした。まぁ、ないならないで、やり方はあると思うんだが、接客にも問題ある感じ。きんきとさばでしたが、さばは、やっぱり臭いがきつかった。でも、他に魚の選択肢がなかったんだよな... と言うわけで、二度目はいかないでしょう。
炭火はデジカメで撮ると青くなるというのが面白い。
面白かったです。30代の頃に書いたらしいけど、若いな〜
人類の黄金時代の話で、ソフォテクという人工超知性体が、オブザーバー的な神として、改造された多様な人類と一緒に社会を作っている話。アリシアのメンターみたいな、あるいは、ギリシャ神話の神みたいなものだよね。人類の方も、ベーシック(シルヴァーグレイ、 レッドマノリアル)、 ウォーロック、 セレベリン、インヴァリアントと脳の構造や主義によって分かれているし。
おかげで、最初は生硬。でも、ダフネが出て来て説明したその後は、割とわかりやすく一直線な筋書きになります。敵を探すために「二本目の線を探す」とかは、もちろん、レンズマンのあれだし。敵の設定も面白い。
第二部の、一文無しで追放された主人公が不屈の精神で立ち上がるとか、わかりやすくて泣いちゃいます。
第三部になると、哲学と数学を学んだ著者らしく、哲学論議に突入します。道徳と多様性、カオスと構造、社会と個人のリスク、父と子。道徳に関する論証とかも若々しくて良いです。それが敵との戦いの本質であるのはすばらしい。きちんとワイドスクリーンバロックしてくれるのも、お約束だし。
第三部のアトキンスとファエトンの物理的な戦いの描写もすばらしい。
ファエトンとダフネのロマンスも良いですが、ちょっと男に都合良すぎかな。勇ましい女性って良いよね。(夫婦喧嘩は、ちょっと外挿どうしにやらせておいて、あたりが便利だと思った)
裁判のシーンとか、超越のシーンとかで、妙にたくさん(どうでも良い)キャラクターが出て来るのは、神話を意識してか? でも、少ないキャラクターで話が進むよりは、自然なのかも知れない。
単一構成で、この規模のSFは、と言うと、レンズマン、砂の惑星、指輪物語、ファウンデーション、遠い神々の炎あたりか? アースシー、ナルニア国物語とか? 十二国記とかが、完結すれば匹敵するかな〜 全体の構成を失って、だらだら書き続けているものはたくさんありますけどね。エンダーとか銀河なんとかとか... 銀英伝を、そんな風に言うと刺客が送られそうだが。